2004年03月17日

■売り場マーケティングの教科書(新山勝利)

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 つい買ってしまう売り場には・・・

売り場マーケティングの教科書
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   |著者:新山勝利
   |出版社:アスカ・エフ・プロダクツ/明日香出版社
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   |ISBN:4756907407|1,500円 |177P
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 マーケティングの本はいろいろあるが、売り場にフォーカスした本書は
 なかなか面白い内容がある。

 日本の小売業界では、過去2度ほど大きなエポックがあった。
 1972年(昭和47年):江戸時代から300年もの長い歴史をもつ百貨店
 三越が、創業わずか15年のダイエー(流通革命の総合スーパー)に売上
 日本一を奪われた。
 2001年(平成13年):そのダイエーもコンビニのセブンイレブンに王者
 の地位を譲り渡した。29年の王座だった。
 さらにユニクロや100エンショップの登場などさまざまな出来事が起き
 ている小売の世界だが、モノやサービスが売れるときの本質的なことは、
 基本的には変わっていないようだ。(なにせ、相手が人間だから・・)

 著者は、売り場マーケティングという視点で、売れる要素を3つに分解し
 ている。「商品パワー」「陳列パワー」「接客パワー」の3つだという。
 商品が同じでも、お店によって売れ方が違うのは、後者の2つが主に影響
 している。

 本書は、「陳列パワー」について、分析とアドバイスを行なっている。
 ビジュアルマーチャンダイジング、棚割の基本、POPの工夫、カラー・
 マーケティングなど、顧客の感覚に訴える「売れる売り場」のノウハウが
 提示されている。

 著者は、小売業を中心に、お客様満足をあげる売り場つくりなどのセミナ
 ーやコンサルなどを行なっている。 → http://www.ureru.jp/
 そんな経験が本書に散りばめられている。

 店長さん、必見でありましょう。

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   ★★★★+レイアウト戦略

 
   ・店舗経営に興味ある方
   ・コンビにが大好きな方
   ・気持ちいいお店が好きな方

Posted by webook at 2004年03月17日 13:46