2004年03月27日

■CDブック 声に出して読みたい方言(斎藤孝)

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   お国はどちらで?

CDブック 声に出して読みたい方言
        
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   |著者:斎藤孝
   |草思社|2004年 02月
   |ISBN:479421281X|1,500円 (税込:1,575円)
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 「方言は、文化遺産である。」
 たしかにそんな気がする。今ではTVの影響なのか、教育のせいなのか、
 あるいは、東京中心の経済のせいなのか、方言は密かに日本語の奥深くに
 潜んでしまったような気がする。しかし、方言は味がある。たとえば東京
 で聞く自分の田舎の言葉はなつかしいし、それ以外の人にもなんとなく不
 思議な魅力がある。

 僕はこの本を吉田さんという方に紹介された。即、本屋へ走った。

 僕は岐阜出身だから名古屋弁は親しみがある。
 本書には日本の著名な文学作品などを9つの方言で表現してある。
 たとえば、川端康成「雪国」を名古屋弁でアレンジしてある。ノーベル賞
 や文学に対する冒涜では・・・と思うかもしれないが、CDを聞くとなん
 とも味わいのある別の作品になっている。

   くにざきゃあのなげぁトンネルをくぐるとよ・・・

 源氏物語は京都弁で収録してある・・・・これはハマリである。

   どの天子さんの御代のことでござりましたやろか・・・

 この本、どえりゃぁ、面白いもんで、かなわへんわ。
 いっぺん、読んでみてちょうでぇ。聞いてみてちょうでぇ。

 飛行機も方言のアナウンスをもっとやってくれたら楽しい。たとえば、名
 古屋ーホノルル線なら、機長さんが名古屋弁でアナウンスする・・・。
  「当機は、いまよぉ、たぁちそくど900キロで順調に飛んどるで、
   安心してちょうでぇ。ホノルルは晴れとるだがね」

 JRも地方地方でアナウンスを変えたら楽しいねぇ。
  「次は広島じゃけん、忘れもんせんようにお願いします」とか・・・。

 うー、頭が爆発しそうになってきた。

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   ★★★★★+たまらねんだば(津軽弁)

 
   ・方言に興味ある方
   ・地方から都会にでてきた方
   ・方言を話してみたい方

Posted by webook at 2004年03月27日 11:35