【<女子大生会計士の事件簿>世界一やさしい会計の本です】
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|著者:山田真哉
|日本実業出版社
|ISBN: 4534037384 |2004/04|1300円
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なんとなく理解はしたが、その基本的なツボを人に教えるほどではない。
そんな「やや不満感」がいつまでも残っていがちなのが「会計」の世界。
毎月、決算報告を聞いてはいるものの、ところでそれってどういう意味だ
っけ?なぁーんていまさら人には聞けないし・・・という状況だ。
そんな会計コンプレックスを打破するためには必読の一冊。
世界一と謳っただけのことはある。さすが山田さん、超分かりやすい。
世界一分かりやすいだけでなく、楽しみ(エンタテインメント)の要素も
盛り込んであるのが素晴らしい。カッキーと萌ちゃんの痛快会計ドラマが
織り込んであるのだ。
貸借対照表(B/S)はストックの世界、損益計算書(P/L)はフロー
の世界。いきなりそういったことを説明するのではなく、もっと直感的な
アナロジーの世界で理解を進めてくれるのがうれしい。(ここが山田さん
の真骨頂だ)
会計の世界を4つの箱にわけて説明を進めている。
4つの箱は 木(資産、財産
水(資金源)
火(費用、出費)
金(収益、売上) である。
トヨタやホンダなど実際の会計データを事例として引用しながら解説がす
すむので、リアリティも十分。
会計の二面性、財務的改善の方法、税効果会計の意味と背景など、今まで
わかったフリをしてきたことが、ふむふむと納得できるのが痛快である。
この本を読んで思った。分かりやすさというのは一種のアートである、と。
ビジネスアートの世界を感じるねぇ。
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★★★★★+芸術的な分かりやすさ
・企業会計を勉強しなくっちゃという方
・いまさら会計のイロハをきけないという方
・女子大生という字を見ると無意識にデレっとなる方(笑)