【一冊の手帳で夢は必ずかなう】
なりたい自分になるシンプルな方法
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|著者:熊谷正寿
|かんき出版|2004年 03月
|ISBN:4761261439|本体価格:1,400円|223P
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僕は、最近「キャタリスト(触媒)」というポジションを見つけた。
ビジネス・キャタリストを名乗る日本で最初の人間になる予定だ。
(と、今書いたから、これは必ず実現する! さてもう少し具体的に計画
を書くとしよう・・)
個人の夢を実現することと会社のビジョンを実現することは非常によく似
ている。「英語がうまくなりたいなぁ・・」と漠然とした思いを持つ人は
多い(僕もそう)、しかし、そのままではいつまでたっても「なりたいな
ぁ」のままで、最後は「なりたかったなぁ・・」で終わる。会社も同じ。
さて、どうしたら夢はかなうか。いろんな方が様々な提案をしているが、
著者の熊谷さんは、「一冊の手帳」を提示する。
夢は~したいと書くだけでは効果半減、よりビジュアル化するか、細分化
してあたかも手に触れられるようなカタチにするのがいいという。
熊谷さんは「夢手帳」「行動手帳」「思考手帳」をうまく使っている。
といっても3つも手帳をもつわけではなく、バイダー式バイブルサイズの
ファイロファックス社製システム手帳に3つを入れているという。
http://www.pen-house.net/pen/filofax/
▼夢手帳には
「夢・人生ピラミッド」
経済、家庭、仕事、知識教養などの分野で究極の目標を書く
「未来年表」
ビラミッドに描いた夢を実現するための10年とか15年先まで
の年表を作る。そこでは、今ー将来ーギャップも明確にする。
さらに、そこからToDoリストや、今年の重点目標などにブレーク
ダウンしていく。進捗確認のグラフも作っていく。
といった感じだ。(こりゃBSCに似ているねぇ!うしうし)
▼行動手帳には、名言や行動規範、年、月、週などのスケジュールを入れる。
▼思考手帳では、MTG,プロジェクト別メモなどがある。
たかが手帳・・・だが、熊谷さんの場合、人生を手帳にしてもっているよ
うなものだね。部類のメモ魔という熊谷さん、手帳は脳みその一部みたい
になっているようだ。
本書は、熊谷さんが夢の実現に使ってきた手帳術の公開とともに、時間の
使い方、情報収集の仕方、経営に対する考え方などを語った本である。
いくつか心に響いた言葉を「メモ」っておこう。(笑)
頭にためず、手帳に吐き出すほうがずっと生産的。もはや手帳は
自分の脳の一部といえるでしょう。
数値化できない目標は実行できないとイコール。(ゴーンさんの言葉)
週間は人格をつくり、人格は運命をつくる。
いい情報収集に大切なことは、夢や目標から逆算した目的意識だ。
売上や利益は会社を存続させるための手段である。
「!」の多い、素晴らしい本だ。会社の仲間も含め、たくさんの人に紹介
したい一冊。
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★★★★★+未来年表
・目標管理に興味ある方
・他人の手帳を見たいという方
・夢をかなえたいという方