業界地図は、日々めまぐるしく移り変わっていく。
時々、日本の業界地図を眺めてみるのもいいことだ。
本書は、2004年版の業界鳥瞰図である。
日本の経済の模様が少しわかった気になれる。
見開きで左に図解、右に解説という構成だ。
DVD業界の地図では、RAM方式対RW方式の図式が、VHS対ベータ
にたとえて解説されている。
RAM方式は、低価格路線で徐々にシェアを伸ばし、今日はRAM優勢に
あるらしい。ふむふむ。
ちなみにRW陣営は、パイオニア、シャープ、三菱電機。
RAM陣営は、松下、日立、東芝。
清涼飲料水の業界も、次々と新しい製品を世に送り出す。業界トップは、
コカコーラ、二位はサントリ、三位がキリンビバレッジ。
業界全体では、3兆円規模のビジネスという。この業界のシェアを握る
のは・・・・自販機だそうだ。
なにせ、自販機は値引きなし!(定価)でもあるし・・・。
・・・てなぐあいで、いろいろ面白いデータがあるよ。
<オススメ度>
★★★★+業界マップ
<読んで欲しい方>
・調べることがお仕事の方
・リサーチ部の方
・マーケティング部の方