【なるほど日本知図帳(’04ー’05)】
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|著者:林幸治ほか
|昭文社|2004年04月
|ISBN:4398200185|1,600円
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僕たちが中学生のころの地図には、いわゆる地図と社会科で使うような情
報、例えばお米の産地ベスト5とか、だいこんの産地のランキングとかが
載っていたような気がする。
この本も地図なのだが、そこに歴史や文化、レジャー、行政など様々な最
新情報がとても楽しくまとめられている。写真も豊富。変化しつつある地
図がこの本(地図)のコンセプトである。だから'04-'05 と賞味期限も表
示されている。
地図は変化する。ということだ。
一番のトピックスは、市町村合併の情報だ。
さいたま市とか飛騨市とか最近生まれた新しい市のほか、現在調整中の市
は○○市と表示されていたりする。そういう進行形の行政の様子が見える
ような工夫がなされている。
そのほか、
高校野球優勝回数の多い県はどこかとか
琵琶湖の面積は、東京23区と同じだとか
東日本は「佐藤さん」が、西日本は「山本さん」が多いなど
トリビアな情報も面白くビジュアルに紹介されている。
なかなか遊べる知図!なのだ。地図の「地」が、「知」になっているのも
うなずける
地図そのものもかなり細かい情報がのっていて実に楽しい。
夏休み、国内旅行にいく方おすすめ。
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<オススメ度>
★★★★+知図
<読んで欲しい方>
・地図で遊ぶのがすきな方
・国内旅行計画中の方
・トリビアがすきな方