2004年08月22日

■斎藤一人の「世の中はこう変わる!」(小俣貫太)

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先を読んで準備する・・・。    
斎藤一人の「世の中はこう変わる!」
    
   時代を読んで百戦百勝!
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   |著者:小俣貫太
   |東洋経済新報社|2004年 02月
   |ISBN:4492394249|1,500円 |198P
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 時代の変遷を読むのは企業経営や人生にとって重要であるが、読み切れない
 のが人の常。そこで、時代の先を読み準備を整えておくための知恵を、日本
 一の大金持ち斉藤一人からもらおうという本がこれだ。
 斎藤氏の薫陶を受けてきた小俣貫太氏(銀座まるかんの販売代理店社長)が
 書いている。

 経済の流れ、雇用の変化、顧客満足、リーダーシップなどが書かれており、
 “斎藤一人はこう言った調”で、とても読みやすいのがいい。

 デフレは100年続くという。その理由は「戦争がなくなること」と『中国
 が世界の工場になる』からだ。デフレが続くのは中国の人件費が先進国並み
 になるまで続き、中国が満杯になればさらにアフリカなど人件費の安い地域
 に波及すると読む。

 売り上げを上げるためにお客を喜ばせる→顧客満足を損なう
  (意識が売る側中心)×
 お客さんを喜ばせると売り上げが伸びる→顧客満足になる
  (意識が顧客中心) ○

 現在会社のトップは『万機公論に決し、下々の意見を広く採り入れた方針が
 よい』とされているが、斉藤さんはトップが絶対体制時代になると説く。
 会議で、ああでもない、こうでもないと時間をつかい、結局人真似に終わる
 だけでは遅くて仕方がないからだ。経営はスピードが大切だということだ。

 トップ絶対体制は、規律で縛り付ける経営ではなく、「オレはいつも、目の
 前の人を喜ばせようと考えるんだ。それがお客さんであっても、従業員であ
 っても同じなんだよ」ということだという。いいねぇ。

 テレビは怪物・・というところも僕は気に入った。テレビは、視聴者がきっ
 と見たいだろうという人々の心を写す鏡であり、その鏡を見て人々が動いて
 しまう。そんなところが怪物だというわけだ。ふむふむ。

 先がわかれば、何でも楽しい。
 時代を読む一人節を聞いてみよう。

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 <オススメ度>

   ★★★★☆+備えあれば

 <読んで欲しい方>
   ・半歩先をみたい方
   ・時代を冷静にみたい方
   ・一人って誰なのという方

Posted by webook at 2004年08月22日 10:16