自分のためにする勉強はいつでも楽しい!
このところ社会人大学がにぎわっている。不透明な先行きの中でよって立てるものはやはり自分しかいない・・ということを意識し始めた人が多いからだろうか・・・。
僕もこの秋から金沢工業大学大学院の客員をさせていただくことになっているが、そこに集まる学生(といっても社会人がほとんど)の皆さんは、一様にテンションが高い。グロービスの生徒さんたちもみんな熱い人が多かったが、どこもそうらしい。(自分の自腹を切って学ぶのだから当然といえば当然)
さてそんな中、学習とキャリアアップは必ずしもストレートに繋がってはいない。それなりの心得が必要になる。
今日の本は、今社会人大学や大学院、あるいは専門学校に通っている方に、とてもいい刺激になる本である。社会人勉強心得が、とても刺激的に書かれているからだ。
この本の著者の人生は一言で言えば「学習とキャリアの幸福ないたちごっこ」だといえる。学習院の文科系を卒業した著者は、その後、英語、MBAなど様々な学習を人生とキャリアに活かしてきた。本書はその経緯を面白ろおかしく語りながら、社会人勉強の心得を説いたものだ。ともて示唆に富む内容がある。
+ 形のあるものに仕上げておこう
+ 若い時期に角度を挙げるということ
+ 面白いことを学ぶのが長続きのコツ
+ まとめる、書く、話す、教える
+ 通信教育よりスクーリング(通学)がお勧め
これらの心得帳のタイトルからも、言わんとすることが伝わってくる。
20,30,40代の方はぜひ読んどこう。
3日、3ヶ月、3年。これはプロフェッショナルになるマイルストンの目安。会社の中でおきた問題を3日間、とことん考えたら、おそらくその会社の中で一番詳しい人になれる。3ヶ月そのことに集中して取り組んだら、日本における先駆者になれる。3年やれば世界に通じる。と何かの本にあった。世の中って結構、そんなものかもしれない。
さて、この本で一番、気に入った心得は、「形のあるものに仕上げておこう」という点。会社の中であるプロジェクトに関わったら、それは何か形のあるものに仕上げておきたい。レポートでも自分なりのメモでも、あるいは本でも。アウトプットは、形に残るものにしておくのがいい。きっと、何かが連鎖しておきてくるから・・・。まとめる、書く、話す、教える・・といった連鎖がで
きたら最高だね。
今週やった仕事で、身についたこと、すごいと思ったことを、図解してみる。
なんてのもいいね。3ヶ月やったら、ちょっとすごい。そういうのあったらおせーてねー。
★★★★☆+形あるものに
・勉強がすきな方
・社会人大学院にいってる方
・MBAにあこがれてる方