2004年09月18日

五輪の 身体 ~ 斎藤孝

オリンピックは終わってしまったが。


書籍情報

五輪の身体
五輪の身体
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齋藤 孝
日本経済新聞社 (2004/07/30)
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本のひらめき

今年の夏は、オリンピックで盛り上がった。柔道や体操など日本の得意種目を
はじめとして多くのメダリストが誕生した。
この本は、著者がオリンピック出場者6人との対話を通じて、五輪選手の身体
感覚をひもといた本だ。

「ハンマー投げは宇宙っぽいんですよ」という室伏広治選手は、ハンマーを握
る前の瞬間こそ大切だと言う。その瞬間に「気」をこめるのだろう。ハンマー
投の身体感覚は、握る前に研ぎ澄まされる。

金メダルをとった柔道の野村選手との対談では、身体文化に触れる。日本人は
型というかたちで身体から身体へそれを伝えてきたという。言語化されにくい
身体文化に話を発展させていくあたりは、著者の得意技である。

そのほか、アーチェリーの山本博、レスリングの浜口京子、体操の塚原直也、
トライアスロンの中西真知子の各選手が登場する。

やっぱり、オリンピック級のスポーツ選手には身体能力に加え、なみはずれた
「気」をもってるみたいだね。


僕の思いつき

xx感覚とつくものをいろいろ考えてみよう。
身体感覚、右脳感覚、手のひら感覚、デジャブー感覚、皮膚感覚、キッパリ感
覚・・・などなど。
「気」につながればいいねぇ。

オススメ度

★★★☆+身体感覚

読んで欲しい方

・スポーツがすきな方
・オリンピックを見まくった方
・五輪選手の感覚を知りたい方

Posted by webook at 2004年09月18日 20:58 | TrackBack