元気がでる説明・・・・?
人にわかりやすく説明するということを放棄している資料や会議が実に多い。
たとえば専門用語を使ってまくしたて、参加者の瑣末な質問にこたえただけで
はいおしまい。それでは今回の議題は、事務案どおり可決ということで・・・
なんてやってる場面はないだろうか・・・。
難しいことを難しいまま説明するのは、ある意味で誰でもできる。
難しいことや専門的なことを優しく説明するのは、二つの要素が必要だ。
ひとつは、本当にその内容を理解していること。
もうひとつは、どれだけ相手の立場にたてるかということ。
二つ目の要素が難しい。
本書の著者中谷さんは、やさしくわかりやすく書く達人。その心得は、「母親
」にわかる言い方で説明することだという。
また相手に「忘れてください」というと相手は覚える、とか、説明を渋ると逆
に聞いてもらえるなどの「引きの技」も紹介されている。
相手にわかってもらえる説明の工夫は、相手の立場にどれだけ立てるか・・・
にかかっている。
さらに中谷さんの説明の達人技は続く。説明は、相手にわかってもらうだけで
なく、「元気」になってもらうためにするものだという。うむ、これはいいね。
普段使っている自分の分野の専門用語、略語などを、母親にもわかるように説
明する文章をつくってみよう。
たとえば、CSR、ROI、ブログ・・・・などなど。
「母親にも説明できるビジネス用語」なんてつくったら本になりそうだねぇ!
★★★☆+わかった
・説明がすきな方
・説明がへたな方
・説明を簡単にしたい方