2004年10月08日

グッドラック ~ アレックス・ロビラほか

幸運は自分の手の中にある

書籍情報

Good Luck
Good Luck
posted with amazlet at 04.10.08
アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・デ・ペス 田内 志文
ポプラ社 (2004/06/22)
売り上げランキング: 83
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おすすめ度の平均: 3.62
2 これもテキストなのでしょうか。
5 幸運のクローバーは自分で摑め
4 単純な中に真理がある

本のひらめき

幸運は、ただ待っているだけではやってこない。自ら引き寄せる「準備」と「心構え」が必要だ。そのことを表現する言葉には様々なものがある。

  幸運は自分の手の中にある。
  答えはその人の中にある。
  求めよ、さらば与えられん。(聖書)
  幸運は備えある心だけに訪れる。(パスツール)
  天は自ら助くるものを助く。(福沢諭吉)

一番最後の福沢諭吉の言葉は、子供のころこう思ったものだ。
「そんな、神様ってずるいじゃん! 自分でやれっていうなんて何の助けもいらないから、神様の仕事してないじゃん・・・」
恥ずかしい話だが、その意味が分かったのは大人になってずいぶんと経ってからだった。汗;

本書は、幸運を自ら引き寄せるための生き方を「物語」として教えてくれる本だ。

セントラルパークで何十年ぶりかで出会った初老の男、マックスとジム。二人は幼馴染だ。一人は成功し、一人は落ちぶれていた。成功したマックスが、ある物語をジムに話す。運と幸運の違い、のストーリーだ。それがこのグッドラックの物語だ。

王国の魔術師マーリンが、国中の騎士を集め、7日後に生えるという魔法のクローバーを見つけて来い・・という。ほとんどの騎士は、そんなもの見つかるはずがないと早々に諦める。二人の騎士、シドとノットが残り、森へと出かける・・・。魔法のクローバーは見つかりそうもないのだが・・・そんな物語だ。

子供の絵本のような単純なストーリーだが、人生のあり方、生き方をしみじみと考えさせてくれる。110万部もすでに売れたというのもうなずける。勇気や元気をもらえるすばらしい本だ。

うん、この本は子供にも読ませてみよう・・・。(そうだ、まずはお話にして聞かせてみるか)


僕の思いつき

人生哲学は、物語にするととてもすんなりと心に落ちることがある。
 諦めないこと
 続けること
 変わる勇気
 引き出す会話
 正直であることの大切さ
・・・寓話の世界には、いろんなものが散りばめられている。なにかそんな物語をひとつ作ってみるのも楽しい。グーンと時代設定や登場人物(動物)をワープさせてみると面白いかも。
最近経験した、「感動体験」を「物語」に変換しておくと、それは貴重な経験価値になる。そしていつか・・・自分のすぐそばにある幸運を引き寄せてくれる。

オススメ度

★★★★★+クローバー

読んで欲しい方

・僕はツイてるぞって方
・幸運のかけらをみつけたい方
・手の中にあるものを発見したい方

Posted by webook at 2004年10月08日 09:17 | TrackBack