時間をデザインするという考え方。
一週間はどんなイメージがあるだろうか。
一週間は、7日あって、そのうち5日を会社で過ごしている。
一週間は、昼は会社で、夜はお家で食って寝る。
いろいろあるけれど、本間さんは、一週間は168時間だという捉え方を奨め
る。24時間x7=168時間である。ここまでは、あーそうか、なんだけど
このうち仕事をしているのは、1日8時間としてx5日=40時間。
会社以外の時間は、168-40=128時間ある。比率でいけば、仕事は一
週間のうちのわずか40時間なのである。
こういう見方はとても新鮮だ。128時間は「残りの時間」というにはあまり
に大きい。これを生かすのも大切だ。
一週間を168時間として、それを「美しくデザインする」というのがこの本
のテーマである。
本書は、時間を使いきろう、効率的に使いましょう・・といった内容ではない。
山谷があり、波があるのは当然で、そういう点を認識しながらも、自分の意志
でタイムデザインをしようということだ。
168時間をデザインするときの原則が6つある。
STORY、FOCUS、CANCAM、Bing、WEDGE、NonNO
の6つ。この中でSTORYの原則に大いに刺激を受けた。映画や物語のよう
にストーリー性をもってタイムデザインをする楽しさが紹介されている。その
中で優先順位をつけやすくするため、やること(やりたいこと)にタイトルを
つけてみようというのがある。
「間一髪!A社へのプレゼン資料完成!」とか
「グループメンバー一致団結!午後の会議で全会一致!」などである。
予定を組むにしてもこれなら楽しい。
またタイムイーター(会議、電話、メール)の対処法など楽しい技も紹介され
ている。
コーチングのノリで、気づきがたくさんある本である。美しく時間をデザイン
するいろんな技を是非試してみたい。
きょう(明日)やる仕事に、成果がビジュアルにイメージできる楽しいタイト
ルを考えてみよう。
「xxプロジェクトがみごとスタート! 実に戦略的だ!」とかね。
ところで、この本には実は・・・(つづきは楽天日記に)
http://plaza.rakuten.co.jp/google/
★★★★★+168時間
・早起きをはじめた方
・本間先生の英語を習ってる方
・自分時間をデザインしたい方