コミュニケーション =(意味+感情)x 伝える努力
この本でうれしかった一番の気付きは、
「コミュニケーションとは、感情と意味をやりとりする行為である」
という点である。あたり前といえばあたり前だけど、なんだか新鮮だ。感情と意味(コンテンツ)を2軸として4象限を考えると、ちょっと面白い物が見えてくる。→ 4つの象限に名前をつけると楽しいよ。
また「メモをとりながら会話する」というのも、ごくありふれたことなんだけど、やっぱりすごくいいことだと思った。斎藤さんもメモを取りながら会話する派のようだ。
「通常のコミュニケーションは、空気に溶けて流れていってしまうものだ。紙を置いて話をするだけで全く事態は変わってくる。それがメモをとるということだ。」さらに、メモも、二人でマップを共有するようにするといいという。おぉー、いいねぇ。(実は、僕もこれを最近よくやっている。そうすると、なぜかその紙が議論の土台になっていくので、会議をファシリテートしている気分になる。)
この他、偏愛マップ、言い換え力などユニークな方法が紹介されていて楽しい。
コミュニケーションとは、何か・・・。この問題を自分なりに考えてまとめてみると面白い。どこかでセミナーをやるつもりで、マインドマップかなんかを使いながら整理してみると、なかなか奥が深いことに気が付く。
さてコミュニケーションには、ちょっとした調味料があると便利だ。きっとその足しになるのが知的備蓄辞書だ。今、『日刊タイトル英語』 http://eigo.jf-world.com/ の福光潤さんと知的備蓄辞書のバトル(?)をやっている。毎日、3個の言葉を考えてメールするのだ。僕はそろそろ根を上げそうなんだけど、まだ頑張ってみよう・・・笑
井上さんからの備蓄辞書も受け取りましたよー。
★★★★☆+感情と意味
・ファシリテーターになった方
・会議をチェアすることになった方
・コミュニケーションに興味をもった方