聞く。ビジネスにおいてはこの動詞がとっても重要。
小売関係を中心にしたマーケティングの教科書である。顧客知経営とは、次のようなものだと書いてある。
従来のような作って売るメーカー主導ではなく、顧客のニーズを知って
それに応える顧客知主導のビジネスモデルである。
先日のコトラーの本によれば
マーケティングはまず4Pにより進化した。製品(product)、価格(price)
流通チャンネル(place)、プロモーション(promotion)が、製品やサービ
スを提供するときの判断材料になった。その後、マーケターは、4Pを決
めるためには顧客をよりよく知る必要があると気がつき、4C、つまり、
顧客価値(customer value)、顧客コスト(customer cost)、顧客の利便性
(cutomer convenience)、顧客とのコミィニケーション(customer comm)に
たどり着いた。
とあった。本書は、顧客価値や顧客とのコミュニケーションにフォーカスしたものといえるかも。分野は小売業である。
本書で面白ろかったのはRFSによる顧客細分化の手法だ。一度セミナーで聞いたことがある。R(recency=直近の購買日)、F(frequency=購買頻度)、S(spending=購入額)で顧客属性を分類しようというものだ。RFS別に上位30%の顧客、中位40%の顧客、下位30%の顧客を分類しマトリクスにするものだ。RFSをうまく活用するにはそれなりのシステムがいるが、考え方として覚えおくと他の場面でも使えるかもしれない。
商品ポジションの伝統的な4要素も僕には面白かった。価格、品揃え、サービス、品質の4つである。
アメリカの小売(MMミーとショップ、グリーンヒルズなどなど)の成功事例が紹介されている。
商品ポジションにヒントを得て、ビジネスマンの会社における4ポジションを考えてみた。
協調性
↑
使える人 | 社内起業家
|
-----+------> 創造力
|
はみだし | 独立・転職
こんなのをいろいろ考えてみたいねー
たとえば、主婦の4ポジション、大学の4ポジション、仕事の4ポジション、上司の4ポジションとか・・・。 考えたら教えてねー。
★★★★+顧客知
・小売業を面白くしたいという方
・顧客データベースをもってる方
・顧客対応に少し疲れた方