成果主義という劇薬をどう使いこなすか・・
先日紹介した<内側からみた富士通「成果主義」の崩壊>は、ベストセラーになっているが、それだけ関心が高いということだろう。
人事制度というのはなかなか難しい。成果主義が日本企業に浸透しているが、なかなか設計どおりにはいっていないのが現実。人事のことは特に、導入目的と運用実態がぴったりと思惑通りにいかないことが多い。
本書は、取材に基づいた成果主義の実態レポートである。大方、予想通り(なかなかうまくいってない)のことが書いてある。
成果主義とは、社員が何をしたかどれだけ業績を上げたかという仕事の成果に応じて賃金を払いましょうという仕組みだ。年功序列はいかん(建前=がんばった人にはたくさんあげる。本音=賃金上昇を抑える)ということになり導入する企業が多い。
能力主義(本人のもっている潜在価値)と成果主義(外に現れた顕在価値)を併用している企業もある。問題は運用、つまり「評価」のところである。
隣の内部を見て、やっぱり・・・と安心するか、なるほどと参考にするか。人事部の人は参考になるかも・
ひとついいメッセージが書かれている。
「評価の軸に自分を合わせ、評価されるために行動する必要はないといいたい。大事なことは、常に会社に対して何ができるかを考えて行動できる勇気だと思います。」 うん、そうだそうだ。
BSC的にいうと、やはり目標を設定する段階の納得性と気持ちが大切なような気がする。この答えは、BSCそのものの仕組みには残念ながら包含されていない。人と人が作り出す情熱と共感の間にそれはあると思う。
xxと○○の間にある。という表現を使っていろいろ考えてみよう。
夫婦は、愛情と忍耐の間に存在する。
成功は、努力と準備の間に存在する。
今日は、過去と未来の間にわずかに存在する。
信頼は、放任と管理の間にある。
とかなんとか・・・。面白いのがあったら教えてねー。
★★★★+お隣の給料
・お隣の庭を除いてみたいという方
・成果主義に疑問をもってる方
・MBOに疲れた方