Y=(a+b)x+c だぜ。
ロバート・キヨサキも本書の著者も、成功の前提は「働かなくてもフリーキャッシュが手元に入ってくる仕掛け=資産運用」ということになっている。
著者の場合は、日本にあるマンションなどの自己資産の運用で、ハワイで楽々暮らせるという具合だ。もちろん、本書の著者はまだ若いので悠々自適ではつまらない。カイトサーフィンのプロを目指すなど目的のある生活である。そんな成功を34歳にして実現。うらやましい話しである。
そのヒントがY=(a+b)x+cという成功方程式である。aは、現在の自分を変える意志力、bは未来の自分像を明確にする意志力、xは収入だ。そしてcはコンプレックス。
これは著者の生い立ちなどにも起因しているようだが、コンプレックスを克服するパワーをバネにしようということだ。
著者の場合は、学歴。結局、ハーバードのプレジデントコース(1500万くらいするらしい)を卒業することになる。
さて、この方程式で得られるものは何か。4つの自由を手に入れることだ。場所の自由、時間の自由、行動の自由、そして経済の自由だという。なかなかカッコいい。
さてそれでは、どうやったらいいのか・・・ということが、自身の経験を披露しながら書かれているが、それはかなりリスキーな道を歩んできているから、正直あまり参考にはならないかもしれない。しかし、aとbの定義のところは多いに参考になる。要はどれだけ真剣に思えるか・・というところだ。真剣という言葉を因数分解してくれたところに注目したい本だ。
いろんなものをを因数分解するのは面白い。
本書にも養老猛さんのY=axの法則が、ひらめきのヒントになったと書かれている。自分でも何かそういうのを考えてみよう。
セミナー満足度Y = (話の面白さ)x(参加者の関心度)
仕事のやりがい=(チャレンジの大きさ)x(任され具合)+成功報酬
などなど。いろんなのを考えてみよう。
★★★★+プチ富豪
・ハワイに住んでみたいという方
・小金をもってる方
・アーリーリタイアメントを狙ってる方