自分と対話できる時間を・・・1日五分。
アフラック(アメリカンファミリー生命保険)の創業者が、自らの経験をもとに仕事の仕方、生き方を語り起こした本である。「自分探しと夢の実現」を求めるすべての人に、素敵な気付きと行動への勇気を与えてくれる。
アフラックは日本ではじめての「がん保険」の会社だ。初めてということは、規制の壁や新ビジネスのリスクなど多くの難関があったという。それを乗り越えてきたドラマは、クロネコヤマトの小倉さんの話とも通じるものがある。
夢の実現は多くの人が望むことだが、まず夢とは・・・と考えるところからしてなかなか難しい。著者もライフワークに巡りあうまでいろんな回り道をしている。
一日5分自分との対話をする、自分は何を求めているのか問い続ける、自分探しのための記録をつづける・・・など気付きのヒントがたくさんある。
ちょっと面白い因数分解があった。
成果 = 能力 x モチベーション
= 能力 x(目標の魅力x達成の可能性)
著者が始めたがん保険は、「世のため人のためになる」という強い魅力を感じたという。そして10人中8,9人が反対する仕事で、これは「自分にしかできない」と感じたという。達成の可能性は低いが「自分がやるのだ!」という強い意志があったのだ。
図解で説明する能力を高める。
時間はいくらでも作り出せる
今まではみんなと同じがよかったが、これからは○○らしさが大切。
今日は人生で最も大切な日である。
など、とっても響くことばがたくさんあった。
この方に会いに行こう!
○○らしさを定義してみよう。
本書には、新庄選手やイチローなどのらしさが紹介されている。自分はどんならしさがあるだろうか・・・。 自分へ質問をして、自分で答える。これは日記に書いておくだけにしよう。
もうひとつ、自分のもとめるものは何か考えてみよう。
しんのすけが求める自分の姿:
いつも謙虚でいたい。いつも成長することに喜びを感じたい。
周りに爽やかな風を吹かせたい。楽しい友達の輪をもっていたい。
生きている限り人の役にたっていたい。
そして、じゃぁ何するの・・・ってチャンクダウンしていくと楽しくなるね。
★★★★★+風吹月不動
・自分はいったい何をしたいのかと考え始めた方
・自分を見失いそうな不安を感じた方
・夢を実現したいと走っている方