モーツァルトの新しい楽しみ方
今、この本の書評をCDを聞きながら書いている。
デベルティメントK136が、CDの最初の曲である。聞けばすぐわかるおなじみの曲である。16歳の時に書いた曲だという。うーん、このみずみずしさは、やはり天才だ。
二曲目は、アレルヤK165。神を称える歌である。イタリアを旅している時に書いた曲である。モーツァルトは6歳の時から旅にでて「神童」と呼ばれていたらしい。
こんなふうに曲を聴きながらこの本の解説を読み進むとちょうどよい加減。
モーツァルトのバイオリン協奏曲は全部で5曲ある。僕は第5番が好きだ。トルコ風と呼ばれるこの曲は人気がある。第五番以後はバイオリン協奏曲を書いていないが、その理由もなかな興味深い。嫌な雇い主との軋轢などがあり、キャリア・アップの旅に出るあたりがその原因らしい。
そうこうするうちに、トルコ行進曲が始まった。これもいいねー。自然に体が動いてしまいそうな雰囲気がいい。モーツアルト27歳の時の作品。この年、長男が生まれるが2ヵ月後に死去。
などなど曲の背景事情を読みながら聞くのは、音楽的な楽しみに加えて知的好奇心もくすぐってくれる。
モーツアルトは35歳でこの世をさるまでに数々の名曲を残した。日曜日の午後に本と音楽をゆっくり楽しむのがいいね。
もしあなたに、自由な時間と音楽の能力が与えられたらどんな楽器をやってみたいだろうか?。制約条件をはずして考えるというのも楽しい。
僕はバイオリンを弾きたいと思いはじめた。子供の結婚式にお父さんがはなむけのバイオリンを弾く・・・なんて素敵かなと。もちろん二次会だけどね。
思えば叶う・・・。
★★★★+モーツァルト
・クラッシックの名曲が好きな方
・音楽する自分を感じた方
・モーツァルトファンの方