気の利いたコメントをストックしておこう。
よいコメントとは、視点のユニークさ、タイミングのよさなどの要素がある。
「いいんじゃないですか」「おいしいです」だけではコメントとして迫力がない。なるほどと思わせる鋭い見方、本質をついて言葉の力が必要なのだ。自分の見識やオリジナリティの深さが短いコメントに表れてしまう。
ソムリエは、コメント力が試される究極の職業だ。食いしん坊万歳という番組も同じ。おいしいです・・だけでは番組にならない。
本書は、コメント力のトレーニングの本である。とても楽しい内容がある。
そこで、コメント力を鍛えるには・・・
コメントする立ち位置に気をつける。
具体的な引用をして「お徳感」を出す。
コメントの対象はどこに一番のエネルギーが注がれているかに注力する。
などなど。
後半には楽しいクイズがたくさんある。コメント力の好事例だ。
また、4象限分析もいろいろあって楽しい。たとえば「意味がある vs 面白い」「感覚的 vs 専門的」など。
この本、コメント力をつけよう・・という意識を持たせてくれるとてもよいキッカケがある。
本書にたくさんある事例から:
シュワちゃんが州知事選挙のときたまごをぶつけられた。そのときのコメントが素晴しい。
→ 『ヤツにはxxxの貸しだ。』
元関脇・蔵間がTV番組でこんな質問をうける。
「お相撲さんはなぜ頭に髷を乗せているんですか?」という質問に蔵間はとぼけて答えている。
→ 『あ、あれがないとxxxxxxxxからじゃないですか?』
泉重千代さんが長寿世界一になったときインタビュアーが「好みの女性は?」
と質問した。この問いに泉さんはジョークで返した。
→ 『xxの女!』
アメリカ人の記者に「健康法は?」と聞かれた吉田茂首相は
教養人らしい答えをした。
→ 『強いてあげればxを食ってます。』
黒澤明監督が著書で映画つくりのコツを語る。
→ 『天使のようにxxに、悪魔のようにxxに。』
xxの部分がわかったかた、しゃれたコメントつきでメールください。
★★★★★+当意即妙
・気の利いたコメントを常にしたい方
・ユニークな自分を感じた方
・コメントを求められる立場の方