2004年12月06日

採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長 ~ 安田佳生

伸びる会社は社員が伸びる

書籍情報

採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長
安田 佳生
サンマーク出版 (2004/10)
売り上げランキング: 311
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おすすめ度の平均: 4.33
4 社長が人間として成長しなくては・・・
5 中小企業社長必読!!
4 「気づき」を与えてくれます。


本のひらめき

中学や高校のクラスは40人前後のことが多い。日本人の40人にひとりは社長だというから、きっと同級生の中には独立して社長になっている方もいるだろう。つまり、意外とたくさんいるのである。

で、世の中のならいに従って、すべてがすべて素晴らしい社長さんとは限らない。会社をつぶす社長もいれば社員や事業を伸ばす社長もいる。本書は、採用のプロとして10年間に3000人以上の社長と対面した著者がその差について考察したものだ。

伸びる会社(伸ばす社長のいる会社)は、何か・・・様々な分析があるが、僕が一番ピンときたのはこれだ。

 社員が成長できる会社が「伸びる会社」である。

著者はもとリクルートだけあって、その点も抜かりない。著者の会社ワイキューブにもちゃんと独立支援制度がある。社長を生み出す仕組みである。もちろん「伸ばす社長」として。
大企業が苦し紛れに編み出した転職支援とはちょっと違う。

もうひとつ仕組みとして面白いと思ったのは、ワイキューブで行なっている新人教育のひとつ「クレド」。これはリッツ・カールトンホテルで行なっている理念の共有のための活動だ。(クレドというのは信念、信条という意味のラテン語)定期的に社員が、クレドに書かれた意味を体験事例などをもとに「考える」時間をとることだ。やみくもに唱和するのではない。同じ価値観でサービスを提供する・・といった目的のためにはなかなかいい仕組みかもしれない。


僕の思いつき

職場にマネジャーがいたとしよう。
毎日仲間と価値観の共有をはかるために何かをしたいとしよう。
どんなテーマで何をするか・・・。ちょっと考えてみたい。

その前に、共有すべき理念や価値観はステートメントになっているか・・ここを確認しなくては・・・。え、ない? うーん、来年に向けて考えてみよう。

こういうのをマジに考えたい方はこちらもご参考に:

(はてなの質問)

 リッツカールトンホテルの「クレド」や、株式会社武蔵野の「手帳」のように 経営者の思想や会社の方向性を社員に浸透させる道具、方法、考え方を説明し た書籍やページを紹介してください。よろしくお願いします。

 →  http://www.hatena.ne.jp/1092624580

 ここにはお菓子を仕事にできる幸福 (東ハト)、真実の瞬間(SAS)などが
 紹介されている。

(リッツのクレドに関する記事)

 → http://appleworld.com/entertainment/choice/ritz_3.html



オススメ度

★★★★+伸ばす社長

読んで欲しい方

・社長と話したい方
・できる社長を認識している方
・社長の方

Posted by webook at 2004年12月06日 07:54 | TrackBack