何事も二面性がある。ただじゃ余らないぞ!
自分のことはなかなか自分では分からない。人(上司や取引先)に言われて、はじめて、えぇーそうだったのぉ~!みたいな驚きを味わったりする。もちろん、素晴らしい誉め言葉に面映いこともあるだろう。
本書は、「クビ」予備軍、つまり「余る人」がどうしたらクビを回避し、それだけでなく、一転「稼ぐ人」になれる工夫について人事・組織コンサルタントの著者が語った本だ。
人事コンサルが専門だけあって、様々なケースがリアルに紹介されているのが面白い。
「好きでも嫌いでも、とにかく一生懸命やったことは苦労したことは、あとで 使える」
「会社員としてではなく、自分のための目標設定をする」
「就職は、受験ではなく投資だ」
など自分のキャリアについて考えるいいヒントがある。
余ってる人にも、余ってる人をなんとかしたい人にも、余ってる人じゃないよな俺って人にも、考えるヒントがある。
キャリアコンサルの中で、自分の過去の業績(あれはすんごくよかったなど)をリアルにレビューすることがあるという。そこから自分の得意や、やりたいことなど、オンリーワンのかけらが見つかるかもしれないからだ。
自分のこれまでのヒストリーで、めちゃ燃えたことをレビューしておこう。来年以後の目標を考えるいいヒントが見つかるかもね。
★★★★☆+余り徳
・社員が楽しく仕事ができたらいいなという方
・余ってる自分を感じた方
・活き活き仕事をしたい方