2004年12月18日

デジタル・ビジネスマナー30の基本 ~ イマジンプラス/セキュアブレイン

知らないと恥ずかしいもの=マナー

書籍情報

デジタル・ビジネスマナー30の基本
株式会社イマジンプラス
翔泳社 (2004/12/02)
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本のひらめき

パソコンで仕事をしている人はかなり多い。外回りとか工場勤務の方を除けば多くの人はデスクの上にPCをもって仕事をしている。メールやウエブ検索、エクセルやワードでの書類作りなどなど。

そんな環境の中で、様々なトラブルに遭遇する。
小さなものは、ウイルスの感染、スパムメールの受信などから、大きなものは顧客情報の流出などである。

企業によってはそういう事態を避けるため、厳しいルールと監視体制が敷かれているところもある。IT企業などはとくにそういうところが多い。機密情報や顧客情報の流出は企業の存亡に直結するからだ。

そうした厳しいルールや体制がなくても、最低限まもるべき常識やマナーについては、押し付けがましくなく、さりげなく浸透させるのがいい。

本書は、そういうポジションにある本だ。

職場で守るべきマナーを非常にうまくまとめている。

たとえば、

 退席するときは必ずログアウトするかスクリーンセーバーで画面ロックする。
 ソフトは勝手にインストールしてはいけない
 パスワードの設定豊富
 引用はどこまでするのがいいのかなどのビジネスメールの基本
 印刷の時はプレビューで確認してミスプリを防ぐ
 印刷したものを放置しない

などなど。基本的な常識から、なぁるほどいう業務ノウハウまで。

ここにあるヒントから、デジタル社会のビジネスマナーを考えてみるのもいいねぇ。


僕の思いつき

世の中はルールで動くと思うのはあんがい間違いである。実際には、会社の生業は暗黙のノルム(Norm)=規範というもので動いている。マネジャーや先輩の立ち振る舞いをまねすることが無難ということだ。いいにつけ悪しきにつけ。

この本は、職場のビジネスマナーを広める道具としていいのではないだろうか。影響力のある先輩が、「おい、これ読んどけ」みたいにドサっと20冊くらいもちこめば効果抜群。

「先輩、こんなのうちじゃムリですよー」みたいなところから、ビジネスマナーについての対話が始まれば、しめしめである。


オススメ度

★★★★+仕事の常識

読んで欲しい方

・メールの使い方を後輩に話したい方
・公私混同の線引きをしてみたい方
・情報セキュリティを気にしてる方

Posted by webook at 2004年12月18日 21:20 | TrackBack