うーむ、お金ってそういうことだったのか。
おカネというものについてまじめに学んだり考えたりすることは、おそらくあまりない。
お金とはいったい何なのか?
本書は、その本質を歴史や現代社会の実態をひもときながら、面白ろくそしてやさしく解き明かしている。
お金には、価値の保蔵という機能がある。そしてお金がお金を産むという「金利の発生」という奇跡がおきた。これは資本主義の本質である。そしてその機能をシステム的にしたのが株式会社という仕組みである。ふむふむ。
このあたり、「中学生マミちゃんの大疑問・日本ってお金に復讐されてるの」(福田秀樹著)にも非常に面白く書かれている。
→ http://tinyurl.com/66bqd
またこうした社会の中で賢くいきるのは、ロバート・キヨサキが「金持ち父さん貧乏父さん」で言っているように、他人に使われるのではなく、他人を使うようになることが大切だととく。
お金はコミュニティだとする考えの事例として、地域通貨の話も登場する。
お金に対する考えを新たにする面白い本である。
本の中に「木村剛銀行券(千円)」が入っている。KFiクラブの会費や月刊誌ファイナンシャルジャパンの購読に使える「ほんものののお金」である。
お金はモノである。誰でも作れる。それをみんなが受け入れて使ってくれる限りにおいては・・・。
自分のコミュニティで使える「お金」を作ってみるのも面白い。
★★★★★+おカネの本質
・お金の話しをしたい方
・金持ち父さんをめざしている方
・貧乏父さんのままの方