絵に描いたモチにしないために・・・
5万円もする本である。バカ高い!・・・と誰もが思う。もちろん個人で買う人はまずいない。しかし、企業にとって将来の投資経費と考えれば、これは格安かもしれない。値段の高い安いは単純ではないのだ。
さて、この本、BSC(バランススコアカード)の企業事例の本である。セミナーなどで講演を聞いたことがある企業もある。しかし、こうして本にまとめられるとまた別の価値もでてくる。相当詳しい情報が開示されているし、また、多くの企業事例が一度に見られるというメリットもある。
企業としては、日本フィリップス、シャープシステムプロダクツ、出光興産、東京ガス、リクルート、NTTドコモ北陸、新日本科学、インクリメントP、第一ライジオアイソトープ、日本ユニシス、リコー、JALインフォテック、伊藤ハム、旭硝子がある。
戦略マップ、KPIなどが開示できる範囲で具体的に示されているのがいい。
また、冒頭の基本編はNRIの森沢さんが解説。アンケート調査の分析や、問題点の整理など鋭い視点がある。アイティエルの鈴木さんの運用とIT活用もある。
5万円は、結構安い・・・なぁーんて思えたり。
今日の本は、5万円。1000冊売れると5000万円の売上。2000冊で1億円である。けっこう面白いビジネスモデルである。企業研究会という組織力もあって、けっこう売れてるらしい。ほっほー。こういうモデルを考えてみるのも面白いかもね。
★★★★★+事例詳細
・BSCのことを調べたい方
・経費を使える方
・BSC導入を検討中の企業の方