人に教えるって素晴らしい!
昨年、田舎の中学で講演をさせていただいたことがある。中学生のみんなに何か参考になることを話すことができれば・・・とオセッカイモードで乗り込んだ。昨年のセミナーや講演の中でもっとも素直に反応してくれるた聴衆で、とっても楽しかった。サラリーマンの人が、母校で話をするっていうのは楽しい。
さてこの本は、元IBM社長の北城洛太郎氏が、中学生を相手に経営を語る・・という本だ。もちろん15歳相手だからやさしく語っている。しかし、内容はどれも素晴らしく経営者やビジネスパースンが心にとめておくべき心得ばかりである。
僕も以前IBM社の社風にふれたことがあり、本書の内容が現実的なものとして伝わってきた。富永さん(PM)の話や、お客様満足度向上委員会の話などがとても親しみが湧いた。
仕事とは何か、経営者は何をすべきか、これからの教育はどうあるべきか、そして中学生の君達は(実は中学生に限らないのだが)これからどう生きるべきかなどを、やさしく語りかけてくれる。
北城氏自身の経験を交えての話はとても臨場感があり、また説得力がある。中学生だけに聞かせるのは、まったくもったいない。(だから、この本があるんだけれど・・・)
母校に講演に行く・・・なんてのを今年の計画に入れてはどうだろうか。
いくと決めてから、さて何を自分は話せるのか。自分が生徒や学生に何を伝えたいか・・・などを考えるのもいい。
すべては「決めて」から始まる。決めれば、何かが生まれてくる。
★★★★★+中学生に
・社会で活躍する自分の話をしてみたい方
・伝えている自分を感じた方
・プレゼンするのが好きな方