会社動物園を歩く。
宋さんが日本にきたのは22歳のとき。85年、人民服姿の青年がそこにあった。国費留学で北大大学院の土木に籍を置いていたが、天安門事件のため、修了後、帰国しないで日本で就職することに。その後の歩みは多くの経営者が注目するように素晴らしい起業家ぶりを発揮され、情報発信も多い。
http://www.softbrain.co.jp/documents/sou.html
本書は、宋さんの日本におけるビジネス体験の中で観察したニッポン型上司を解剖しようという本である。
ニッポン型上司?
それはこんな感じ:
ハンコ押しと会議で忙しい上司
取引先との仕事より、社内調整に情熱を注ぐ上司
総論に強いが、各論が何もわからない上司
責任は絶対にとらないが、部下の功績には必ず一枚かむ上司
とかだ。
いろんな組織でみられるニッポン型上司のもっとも特徴的なものは、「曖昧」というキーワードだ。コミットもせず、リスクも負わず、責任もない上司は、曖昧という言葉が無敵の武器になっている。
そういう風に観察してみると面白いかも。おっと、そんなふうに観察されてるほうかもしれないから気をつけよっと。
xx型上司、xx型役員、xx型先輩・・・とかいろいろ考えて、その特徴を表現してみるといいかも。
人を見る目を鍛えながら、人を表現する腕も磨きたい。
★★★★+あいまい
・わが上司を語りたい方
・見られている自分を感じた方
・マネジメントを勉強してる方