食う、寝る、出す。
眠れない・・・という悩みに陥ったことはないのだが、もしそういう状態になったら大変だと思う。健康のことや仕事、人間関係など快眠を邪魔する悩みはけっこうったりする。そういうときは、「生活を変えてみる」ことがいい。
本書は、こころとからだが元気になる快眠セラピーの本。入浴や布団干しなど具体的な快眠の工夫のほかに、「よかったことを日記につける」「テレビ休暇をつくる」「トイレ掃除をする」など生活を変える工夫もある。
一番心に響いたのはお母さんから大切なことを教えてもらった話。
著者が引越したとき、お母さんが手伝いにきてくれて窓拭きや、草取りなど とても助かったという。その気持ちをお母さんに何度も伝えたという。
「お母さんが来れたおかげで、こんなに早く片付いたわ。
ありがとう。本当にお母さんのおかげよ」
するとお母さんからは思いもよらない言葉が戻ってきたという。
「私のほうこそありがとう。ふつう、子供が親のありがたみを
わかるのは親が死んでからだけど、私は生きているうちに子供に
感謝してもらえてうれしい。ありがとう。」
著者は、その言葉に感動して涙をこらえるの必死だったという。
勉強ができることでもなく、ビジネスで成功することでもなく人の言葉を素直に受け取り、自分の気持ちをそのまま素直に伝えられることだという大切なことをそのとき教えてもらったと著者はいう。素敵な話だ。この話だけでも今夜はいい眠りにつけそうだ。
食う、寝るは生きる基本。そして、いいオーラ(気持ち)を外に出すのは、食うや寝るを快適にしてくれるようだ。
昨年、岡田さんに教えてもらった「きっぱり」という本で僕はちょっと人生がかわった。「靴をそろえる」という単純な行為にとてもいい癒し系の楽しさを覚えたからだ。今日の本でも「トイレをきれいにしてみよう」という提案がある。
何気ない小さな行為でもそこに前向きな意図がちょっとだけあると、気分が変わる。そういう「プチアクション」を考えてみよう。
寝る前に、ストレッチを2分。
ふとんにはいったら、今日あったいいことを3つ思い出す。
朝、会社にいったらいつも挨拶しない人におはようって言ってみる。
★★★★+ぐっすり
・素敵な眠りが欲しい方
・健康な眠りを探している方
・癒しの欲しい方