ウォーレン・バフェットは、グレアムの弟子なんだってさ。
ウォーレン・バフェットは、投資家で有名。ビジネス・マンガもある。そのお師匠さんがグレアムという投資家。「賢明なる投資家」とう名著を書いた人である。
バフェットもグレアムも知らない・・・って方も、株式投資の話は興味があると思う。本書は、株式投資の本だが、いままで読んだ本の中では、とってもおすすめな本である。おすすめの理由は3つ。
理由その1.僕らと同じくサラリーマンをしながら週末投資家として実績を出し、そのノウハウをとても分かりやすく書いてくれている。
理由その2.バリュー投資というとても健全な(バクチっぽくない)投資理論を教えてくれる。
理由その3.著者のように自分がやってきたこと(経験)を体系だてて整理することで、経験価値(本の出版)を生み出している。
さて、バリュー投資とは何か?
「その会社がもっている資産、収益力、ブランドなどの価値に対して割安な株への投資である」という。福袋銘柄への投資である。
数値的に言うと、著者の理想的には「PERが12倍以下、PBR1倍以下、配当利回り2%以上の銘柄」だという。著者の投資基準は「PER15倍以下、配当利回り1%以上」だそうだ。
例えば、積和不動産中国、タキヒョー、ステップ・・・などなど。あまりなじみのない会社が多い。(バリュー株とはそういうものだ)
PERって?配当利回りって?と疑問に思う方(僕もそうだけど)も心配無用、ちゃんとやさしく解説してくれている。
預金も年金も先々不安だし、なんとかしなくちゃ・・というサラリーマンの方必読の書!
新生銀行の金利1%5年定期でも100万円の預金は、5年後に税引き後でやっと104万円になって帰ってくる。うーん・・・それだけ!?
タンス預金、普通預金、自社株・・・などに投資している方は、この本を読んで、ちょっと行動を起こしてもいいねぇ。
さっそく、僕も・・・。笑
★★★★★+バリュー株
・株式投資を始めたい方
・企業研究がすきな方
・老後の資金を蓄えておきたい方