習慣は人生を変える。
少々大げさなタイトルなのだが、中身はいたってマジメである。共感することが多い。
「モノゴトは自分の力で変えられる要素と、どうにもならない要素とで成り立っている」という。確かに。そういう意味でどうせ投資するなら、投資信託や宝くじではなく、自分に投資しようと説く。
「勉強するときは常にアウトプットを意識する」というのも共感ビビビだ。
著者はアメリカに留学しているとき、そこで勉強したことを日本でどうやって商売につなげようかと、どうやってものを書こうかと常に考えていたという。
本を読むにしろ、セミナーでいい話を聞くにしろ、それをアウトプットするのがいい。著者は、「受け売りで人に話す」ことを意識して、テレビや本などの情報に接しようと薦めている。
本書は、人生が楽しくなるツキやお金が転がり込むように思えるための、いくつかの習慣を解説する。自身の経験(塾、本、心理学の応用・・など)があるから抜群に面白い。
アイデアがあったら、人に話したほうがいい。もちろんだれでもいいというわけではなく、信頼のおける友人だ。
サイボウズの青野さん(副社長)にお会いしたときも、お互いにいろんなアイデアを面白がって出し合ったときは、なんだか相乗効果でどんどん面白いものに発展した。楽しかった!
だから、本書で一番気に入ったフレーズはこれだ:
長家を飲むときは「愚痴」ではなく「夢」を肴にする。
誘われた酒席がどちらになるか・・・いくまえに見極めていくのが人生の徳である。
★★★★★+好循環
・成長がすきな方
・成功がすきな方
・愉快がすきな方