2005年03月06日

Think!(no.12) ~ 東洋経済新報

頭の筋力も鍛えよう! 前頭筋ストレッチ

書籍情報

Think! 2005年冬号 [No.12]
Think! 2005年冬号 [No.12]
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東洋経済新報社
東洋経済新報社 (2005/01/21)
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本のひらめき

実は、はじめてこのムック本を買った。OAZOの丸善でたまたま手に取った本に『戦略脳を鍛える』の著者、御立さんの記事が載っていたからだ。
 http://webook.tv/archives/000070.html

本書は、季刊で発行されるビジネスパーソン向けムック誌である。No12の今号は『表現力を鍛える』~人を動かすプレゼンの技術というテーマだ。

ビジネス上でコミュニケーションの最終目的は、理解と納得の後に「行動」がおきることだと御立さんは言う。『行動=理論x感情』というその考えはとても共感できる。掛け算であるところがミソだ。つまり理屈はわかっても(理論)その気になれなければ(感情)、掛け算するとゼロになってしまうからだ。そこで、御立さんは、感情もともなうコミュニケーションのコツを紹介している。「塗り絵」と名づけられた方法だ。

うっすらとした輪郭がる絵を提示し(問題の定義と仮説フレームを描く手前)それをクライアントとの対話の中で色や枝葉をつけて行く・・・そんなプロセスである。コンサルタントにすべての回答をビシっと言われると、頭でわかっても心で納得できない・・・そんな感情が生まれたりする。それを回避する方策が塗り絵というわけだ。塗り絵を完成させるように、クライアント自らが答えを引き出したと感じられる環境で対話するのだ。これはコーチングにも通じ
る。

このほか「人を動かす企画書」作成講座の平塚元明さん、人を動かす論理表現のカリスマ受験講師、出口汪さん、環境でビジネス戦略を考える舟崎隆之さんなど、おいしいコンテンツがてんこもり状態。

かなり多くの知的ノウハウが凝縮されているので、この季刊誌にはまっている方も多いと思う。オススメの本だ。


僕の思いつき

斉藤孝さんの本にも、コミュニケーションに関するコンセプトがあった。
『コミュニケーション=(意味+感情)x伝える努力』というものだ。

こういう公式をいろいろ考えてみたいね。

 楽観=知らない強みxなりたい意欲
 悲観=知らない弱みx後ろ向きな思考
 成果=目標のよさxプロセスのよさ+おまけ(報奨金)
 やりがい=褒められた気持ちよさ÷努力した時間+自己成長の実感

とかね・・。



オススメ度

★★★★★+人を動かす

読んで欲しい方

・ビジネススキルアップを考えてる方
・戦略思考をしたい方
・表現力を鍛えたい方

Posted by webook at 2005年03月06日 09:13 | TrackBack