空想は知識よりも大切だ。(アインシュタイン)
今日も、いつもと違う脳みそを使ってみよう。本書は、スウェーデンからきた創造性をを育むアイデアの本だ。
どんなアイデアの出し方があるかというと・・・
メタファーで表現する ~ 鳥に関連したアイデアのメタファー
いつものやり方(を脱する)~ 習慣に支配されたいつものやり方
既存の知識を無視する ~ 背面とびで金メダルをとったフォスベリー
おおかたはまだ行われていない ~ イケヤの信条より
昔のほうがよかったとは限らない ~ パトカーの青いライト
などたくさんの気づきと、やってみたい衝動が生まれるはず。
欧州のパトカーや救急車は青いライトらしい。第二次大戦中ゲシュタポが連合軍からみつからないように青いライトを使い始め、それを他国が真似た。戦後もそのまま残ったという。つまり、目立たないようにと使ったライトが目立つために使われているというのだ。(へぇー)
会社でも同じような情況がある。
それぞれの章の最後にお題が書いてある。
上記の場合は「あなたの業界で常に同じような方法で行われてきたルーティン作業を4つ以上あげてみよう」である。
エジソン(発明家)、アインシュタイン(科学者)や、ギロフォード(心理学者)などのエピソードも楽しい。ついつい考えてみたくなる。
それでは、想像力をもっと豊かにする方法として、『もし・・・・と考える』というのがある。面白いのは、「もしマーケティングの予算が二倍になったらどうするか」という問いと「もし予算が半分になったらどうするか」では、圧倒的に後者のほうがたくさんのアイデアが出たという。
来年の予算で悩んでいる会社があれば、「もし予算が半分になったら」とか、「もし人員を半減するとしたら」という問いかけで検討するといいようだ。
もしのあとには、・・・がなかったら・・・と考えると発想が広がる。
さて、『もし・・・がなかったら』という問いかけをたくさん考えてみよう。