小学生だってミッションステートメントを書くのだ!
スティーブン・コビーの「7つの習慣」に共感を覚えた方は多いと思う。小学校の先生である渡邉さんもその一人。
渡邉さんが普通の人と違うところは・・・・その後。いいと思ったことを行動に移したところだ。
本書は、「7つの習慣」を子供達にも伝えたいと、授業の中で使い、子供達がそれに触発されて「成長」した実践の記録だ。感動的。
僕達もむかしそうだったように、今も子供達はとっても素直だ。黒いものは黒いといい、いいものはいいという。そして、素晴らしいものには敏感に反応してくれるところがなんともウレシイ。
渡邉先生も、日々そうした経験の中で自らを成長させていらっしゃることだろう。うらやましい。
授業の実際の模様や、使った題材、子供達の反応や感想などが紹介されており、教室(現場)の生の様子が活き活きと伝わってくる。
田坂広志さんの表現でいえば「行する(ぎょうずる)」ことの大切さを感じた一冊。
ちなみに7つの習慣って何かというと
1)主体的に行動する習慣(自分のやることに責任をもつ)
2)目的をもって始める習慣(自分の使命と目標をはっきりと)
3)一番大切なことを大切にする習慣(重要事項を優先)
3)WinWinを考える習慣
4)理解してから理解される習慣(人の話を聞くコミュニケーション)
5)相乗効果を発揮する習慣(創造的な協力を発揮する)
7)自分を磨く習慣
7つの習慣を教室で再び・・・
先日のマインマップセミナーにご参加いただいた島根県の校長先生から、中学生むけにセミナーのご依頼をいただいた。
以前、岐阜の母校で講演をさせていただいき、ものすごくいい経験をさせていただいたこともあり、即お引き受けした。
今日の本は、学校の先生が、自らよいと思った考え方(7つの習慣)を生徒たちといっしょに実践した記録だ。
学校の先生がこういう素敵なことをやってくれるのもいいし、また、学校外の人が学校へいってやるのもいい。
誰かのために役に立ちたい・・・その一心は、きっと自分を成長させてくれるから。
なんか考えてみません? 次の世代にできること。きっと楽しいから。
★★★★☆+実践
・7つの習慣を読んだ方
・小中学校の先生
・学びと成長が好きな方