4象限で考えよう!
本書は、ビジネスパーソンの一日を4つのゾーンに分けて、時間の有効な使い方を指南する本だ。
全体を捉えて整理するという目線はとても気持ちがいい。本書ではビジネスパーソンの1日を4象限にわけて捕らる。オン(仕事の時間)かオフ(自分の時間)かの縦軸と一人の時間か集団の時間かの横軸で4象限をきるのだ。
ON
(仕事の時間)
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一人---+---集団
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OFF
(自分の時間)
左下の(一人+自分の時間)は、朝・出勤前の時間だ。早朝起業の時間である。週末、自宅で一人パソコンに向かう時もここにはいる。
4象限のそれぞれに効率的時間活用のコツが紹介される。たとえば、早朝出勤、新聞の読み方、すきま時間の活用、情報整理の仕方、5分前倒しの会議時間設定、手帳の利用、社外勉強会の選び方・・・などなど。広範なヒントはなかなかユニークで、ちょっと試してみたいものがある。
3月中に是非読んでおきたい一冊。
本書でとても印象的だった言葉は
「大切なのは、時間の全体像を総合的にとらえ、問題点を冷静に分析することです」というものだ。
すべてにおいて『全体を捉えて考える』習慣はとても役に立つ。
この仕事は、何を目指したものなのか、
このプロジェクトの関係者は、どういう広がりがあるのか、
この判断は、将来どんな影響を与えるのか
この定例業務は他部署とどんな繋がりがあるのか
いまこの時間は人生のどういう意味があるのか
4月から新人を迎え入れる部署のセンパイは、こうした視点でものごとを伝えたい。
全体をまとめたものが、身の回りにどれだけあるか探してみよう。
なければつくっちゃおう。(上司はきっと喜ぶ。なぜなら、ほしいと思いながら上司もそれを持っていないことがよくあるから・・・)
★★★★☆+4分割
・土日にTVをみて後悔した方
・明日からキッパリ生活をかえたい方
・時間を資源だと認識できる方