2005年04月06日

上機嫌の作法 ~ 齋藤孝 + 昭和の記憶

気分は基本的に心の習慣です。うむ。

書籍情報

上機嫌の作法
上機嫌の作法
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斎藤 孝
角川書店 (2005/03)
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本のひらめき

上機嫌がいいか、不機嫌がいいか、と問われれば例外なく(多分)、上機嫌がいいという答えがかえってくる。当然だ。機嫌がいいほうが何をするにしてもよいことずくめだからだ。機嫌、気分、場の雰囲気・・・こうした目に見えないものは、意外に置き去りにされてきたような気がする。

本書は、上機嫌はコントロールできるもの、すべきものとの認識にたつ。だから「上機嫌力」というように「力」がつくのだ。つまり、いつも上機嫌でいることは技であり、習慣として身に着けることができるという視点にたっている。したがって、鍛えればいつも上機嫌でいられるというわけだ。

 「運動と同じで訓練を続けると上機嫌の筋力がついて、こころの稼動範囲
  が広がり上機嫌が生活に占める割合が増える」

なるほど。

さてどうするのか。

 体の状態をよくして上機嫌モードにする
 ふっきり上手になる (自分を笑い飛ばす力)
 自画自賛力をつける

などだ。といってもなかなかわからないかもしれない。そこでサンプル(上機嫌列伝)が登場する。マツケンサンバ、淀川長治、黒柳徹子、新庄剛志など。 

ムカツクことの多い時代に、上機嫌の作法を心得てみたい。


僕の思いつき

本書にはネイティブ上機嫌の新庄選手、長島監督、ゴンなどが登場する。
身の回りにいるヒーローは、何が達人なのか・・・そんな視点でいろんな人を分析してみるのも面白い。
できれば、二軸分析をやってみるといい。

本書での二軸分析(斎藤さんはこれが得意)


          上機嫌
           |
     notenki   | jokigen
           |
  知性乏-----------+-----------知性有
           |
     abunai   | erasoburi
           |
          不機嫌


人を観察して考えてみよう。



オススメ度

★★★★+ご機嫌いかが力

読んで欲しい方

・いつも上機嫌でいたい方
・機嫌の悪い人と接している方
・人を上機嫌にするのが好きな方

Posted by webook at 2005年04月06日 12:52 | TrackBack