2005年04月14日

Think!(no.13) ~ 東洋経済新報社

脳内筋トレ、ビジネスコース

書籍情報

Think! 2005年春号
Think! 2005年春号
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東洋経済新報社
東洋経済新報社 (2005/04/22)
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本のひらめき

東洋経済新報社発行のThink!にはまっている。1800円もする季刊の雑誌(本)なのだが、なかなか充実した内容があるから・・・。

ビジネス系の雑誌には特集記事があって、今月は「ビジネスキャリア」とか「コーチング」とかテーマを取り上げる。そうしたコアの部分だけを集めた雰囲気がThink!にはある。

今号は「プロの仕事力」

大前研一氏による「先見力と構想力」、公認会計士田中靖浩氏による「数字を読む、使う」、藤井正嗣氏による「究極の英語交渉力」などなど。ハイレベルなビジネススキル上達方法が紹介されている。

ボスコンの杉田浩章氏のマーケティング発想フレームで紹介されている、脱常識の視点が印象的だ。

 自分達が常識だと思っていた市場定義をいったん外し、すこし広めの視野で
 ホワイトスペースを見つけ、市場を定義しなおすと新しい可能性が見つかる

というものだ。建材メーカーの事例を使って小気味よく解説されている。図解も視覚的にギュっとせまる感じでいい。

妹尾堅一郎教授の専門書の読み方もおすすめだ。
 1)ビジネスジャンクフード本を読みすぎない
 2)著者の話を直接聞きにいけ
 3)一人を読め、1テーマを読め
というものだ。同感である。

実は、今号には僕の記事も載っている。「タイムマネジメント力を高める」という6番目の記事。ちょっと気合を入れて書いたのだが、他の方に比べると見劣りするかも・・:汗。
そこには、バランススコアカードの新しいコンセプトを描いてみた。言ってみればBSCピラミッド。4つの点を2次元から3次元にしただけの話だが、ひょっとしたら世界初かな・・・(笑)

よかったら見てね!


僕の思いつき

本書のコンテンツは、日頃のビジネスに生かせる様々なスキルへのきっかけをつかめるヒントが含まれている。この本だけ読めばいいというものではないがそこから掘り下げるためのヒントが非常に多い。

なにか心にとまる記事があったら、そこからテーマを広げていってもいい。

また、舟崎隆之さんの環境ビジネス連載などには、とてもすばらしい図解の技法もつかわれている。内容以外にもマネしたい点がある。

「使うために読む」・・・そんな姿勢で読む本だね。



オススメ度

★★★★★+PRもついでに

読んで欲しい方

・脳内筋力トレーニングジムの方
・脳内腹筋をやってる方
・脳内背筋を鍛えている方

Posted by webook at 2005年04月14日 10:32 | TrackBack