地上で最大の・・・学び舎
2000年11月、ネット書店のアマゾンが日本でもオープンした。今ではアマゾンはネット上で本やCDなどが買えるインターネットインフラとして大変な地位を確保している。本家は、1995年7月にジェフ・ベゾスが自宅のガ
レージで創業している。
本書は、スタートアップ当時の興奮と熱狂をその当事者自身がリアルに伝えるノンフィクションストーリー。著者は、アマゾンの立ち上げ当初からアドバイザーとしての立場で参加したマーケター&IT技術者である。
アマゾンの立ち上がりのころ、実はボクもアマゾンに参加する可能性がほんの少しだけど・・・あった。だから、もしかしたら本書の中で『M』さんとかで登場したかもしれない。そう思うとこのノンフィクションドラマは、とても身近でなつかしいような感じがする。
アマゾンから離れた著者が、アマゾンを振り返って述べる件が印象的だ。
アマゾンは、僕にとって学び舎そのものだった。
アマゾンには、学べることがとめどもなく、ある。
会社で仕事をしていて、自らの成長を実感できる環境こそ企業が大切にすべきことではないだろうか。社員を大人として扱う風土、組織のだれもが必要な情報や知識を自由に得られる環境・・・などなど、アマゾンの裏側も、面白い世界があるようだ。
今ではアマゾンで本を注文することは、ごく普通の買い物という感じがするようになっている。アソシエイトプログラム(アフィリエイト)も利用している。だから、本書で紹介されている内容は、どうも他人事ではないような気がする。西野さんほか、登場する人物に知り合いがいるのもも楽しい。
すんごいプロジェクトに参加しているなら、それをあとで後世に伝えられるようにログを残しておくのも悪くない。
ログの名は・・・・『○○の秘密』、としておこう。
★★★★★+地球上で最大
・本屋が大好きな方
・アマゾンで本をかったことがある方
・アマゾンってそんなにすごいの?という方