宝物がここに・・
今日は上村孝樹さんにお会いして、素晴しい本を教えていただいた。
「梅干と日本刀」という本だ。 → http://tinyurl.com/dfu6w
大福帳、日の丸弁当、城の石垣など日本古来の素晴しい智恵が満載だという。上村さんはそこからビジネスへのヒントをたくさん拾い出されたようだ。
ついつい新刊に注目しがちだが、古典や埋もれた本の中には素晴しい智恵がつまっている。そんなことを上村さんに教えてもらったような気がする。
さて、本書は、アマゾンのカリスマバイヤーと呼ばれた土井さんが、読み込んだ古今の名著から厳選30冊をとてもわかりやすく紹介した本である。副題にあるようにビジネスに生かすという面もあるが、人生や生き方・・・そういうものにも続く素晴しい先人の知恵がある。そういう智恵に私たちを「つないで」くれるのが本書だ。
全部で30冊の名作は、いつか原書を読んでみたい本ばかり。
デール・カーネギーの「人を動かす」、梅棹忠夫の「情報の文明学」、マキャベリの「君主論」、福沢諭吉の「学問のすすめ」などなど。
著者の土井さんは、これらの名著のおいしいところを実にここちよく抽出してくれている。さすが・・・アマゾンの・・・という感じだ。
田坂広志さんの講演で聞いたお話。
『今日ここでお話することは、ほとんどがすでに過去、誰かが何かで記したり話したりしたことばかりです。』
尊敬するあの田坂さんをしてそうおっしゃる。人間の知恵というのは、こうして続いてきたんだなぁーとつくづく思う。
本書には、田坂さんが引用されていた「夜と霧」(ビクトル・フランクル)も登場する。うーん、さすが土井さん。
新刊ばかりでなく、古典的な名著もぜひ読んでみよう。
★★★★★+不朽の名著
・ホンモノがすきな方
・名著を読んでみたい方
・本から何かを得たい方