2005年05月09日

ドラゴン桜(2) ~ 三田紀房

数学はスポーツだ!

書籍情報

ドラゴン桜 (2)
ドラゴン桜 (2)
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三田 紀房
講談社 (2004/01/23)
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本のひらめき

きのうの続き。落ちこぼれの集まる龍山高校は倒産の危機。債権処理にやってきた弁護士桜木は、学校の立直しに燃える。一年以内に東大合格者を一名出す!と意気込む。桜木が担任を受け持つことになった特別クラス。そこに集った
のは二人。水野(ぱっぱらな女子)と矢島(不良のかしら)。彼らは現状を抜け出したいという欲求から、東大を目指す。水野と矢島は、伝説の数学教師・柳の合宿勉強に放り込まれる。イラつく矢島は怒って合宿を抜け出すが、思い直して戻ってくる。徐々に学ぶ楽しみを味わう二人。一方、桜木は、先生たちの意識改革にも乗り出す。教師雇用試験のアナウンスに先生達は驚く。

第二巻はこんなストーリーだ。

前巻の東大合格の秘訣をメモっておこう。(もう関係ないかもしれないが)笑

 1)一年しか時間がないなら、東大理1類を目指せ。
 2)まずは国語の勉強をせよ
 3)古文漢文で得点を稼げ
 4)古文漢文はマンガを使って勉強しろ
 5)脳を効率よく使え、記憶モノは寝る前に。

二人がやる気を取り戻すターニングポイントは、二人が自分で問題を作る課題を与えられたときだった。

問題を作って出し合う勉強や、蛍光ペンを使わない方法など、なるほどと思う勉強の仕方が面白い。

そんなわけで、本のオビにはこんなPRも・・・

 『 灘校教師も桜木に注目! 』

ノウハウ的なところと、人の感情が動くとき、心が動くときをよく捉えているところが本書の素晴らしいところだねぇ。


僕の思いつき

矢島が怒って出て行き、水野もやる気を失った場面で、子供の成長グラフが書かれている。
ずっとうまくいってあるとき躓くとガクンと急降下する危険があるが、ちょこちょこ壁を乗り越えていくほうが理想的だ・・・というグラフだ。

成長、変化、変革、いろんなものの理想形をグラフにしてみると面白い。滝グラフ(マッキンゼーの発明)で書いてもいいねー。



オススメ度

★★★★★+合宿

読んで欲しい方

・何かを変えようとしている方
・心を動かす仕事をしたい方
・変化をもとめている方

Posted by webook at 2005年05月09日 20:47 | TrackBack