あっ! わかった。
僕たちがウレシイと思うときはいろいろあるが、きっとこんな瞬間はものすごくうれしい。それは、勉強とか練習とか考え事とかしていた「あ、わかったぁ!」という瞬間だ。
本書で提唱されている体感知とは、つまりそういうこと。わかった!できた!という喜びを伴って<知る>ことだという。
体感知には3つのステップがある。
1)全体をぼんやりつかむ
2)部分的にきちんとわかる
3)全体の仕組みが全身でわかる
最初のぼんやりつかめる・・というのが実は大事。ものごとを進めるとき、このステップが重要だ。本書では、携帯電話を知らない人が使い方を覚える過程例に解説され、ふむふむと納得する。さらに分かるから創るへの段階は守破離(習う、破る、創る)だ。
コンサルタントの著者は、「世の中にでると、問題を解くこと以上に、問題を造ったり、問題を発見することが大切だ」という。人生は、問題解決の連続なのだ。
世の中は、問題を与える人と、与えられる人に分かれるとも言う。たしかに分かるような気がする。
問題を与える人とは、自らさまざまな問題を定義できる人だ。そして、それを構造的に分かりやすく説明できる人でもある。
自分が発した問題が、ぼんやり→部分的にクリア→全体が解決するという流れですっきりしたらいいねぇ。
いろいろひらめくヒントがあるユニークな本だ。
ちなみに著者のサイトはこちら:→ http://www.camelyamamoto.com/
対感知の「知」は頭、「感」は心、「体」は体に対応するという。不思議なことに、この頭、心、体をつい先日、田口さんのセミナーであった松林さんにも聞いた。
メモノートを広げたまっちゃんは、太いマジックで心、頭、体と書いて、そのコンセプトを語ってくれた。共時性だねぇ。
この3つのキーワードで、何か作ってみよう。
★★★★★+体感知
・スッキリを探している方
・エニアグラムに興味ある方
・考えることが大好きという方