笑う門には・・
河合隼雄氏は児童文学の中から、養老孟司氏は大脳生理学から、筒井康隆氏は文学の世界から「笑い」を考察している。
三者三様だが「笑いという気楽で楽しいものを、小難しく分析するのは面白くない・・」というスタンスは共通している。笑いの効用を議論するシンポジウムの記録である。
河合氏の推薦する「ほほえむ魚」「笑いを売った少年」など児童書・絵本は読んでみたい。
また筒井氏の「筒井版悪魔の辞典」の紹介もあるが、これがなかなか面白い。
せっかくだから、悪魔の辞典から2つ紹介:
admiration (賞賛)= 他人が自分に似ていることを、バカ丁寧に評価
すること。(笑)
あくび = 重要な会議の席上で出そうになる現象。一人のときはあご
が外れることもある。
笑いという人間に与えられた素敵な行為から、社会のあり方や、生き方を見つめるちょっと面白い対談である。本で読むよりセミナーにいったほうがたぶん笑う量が多かったかも・・・。
ともあれ、笑う門には福来る!ですねぇ。
河合氏の知り合いのお医者さんで、柏木哲夫さんという方の紹介がある。そこの病院は末期患者さんを扱っているホスピスで、毎日「本日のユーモア」という時間があるという。
一日の終わりにお医者さんや看護師さんが集まる時間があり、その日、面白いことがあったら手を上げてはなし、皆でわっと笑ってその人を終わるんだとか・・・うーん、いいねぇ。
今日は一日会社にいて、何か面白い話はないか、よーっく観察しておこう。で、もって、できれば皆に話して笑って帰りたい。
★★★+お笑い5段活用
・笑えるネタを探している方
・JOKEに興味ある方
・笑えること大好きという方