2005年05月30日

笑いの力 ~ 河合隼雄/養老孟司/筒井康隆

笑う門には・・

書籍情報

笑いの力
笑いの力
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河合 隼雄 養老 孟司 筒井 康隆
岩波書店 (2005/03)
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本のひらめき

河合隼雄氏は児童文学の中から、養老孟司氏は大脳生理学から、筒井康隆氏は文学の世界から「笑い」を考察している。

三者三様だが「笑いという気楽で楽しいものを、小難しく分析するのは面白くない・・」というスタンスは共通している。笑いの効用を議論するシンポジウムの記録である。

河合氏の推薦する「ほほえむ魚」「笑いを売った少年」など児童書・絵本は読んでみたい。

また筒井氏の「筒井版悪魔の辞典」の紹介もあるが、これがなかなか面白い。
せっかくだから、悪魔の辞典から2つ紹介:

  admiration (賞賛)= 他人が自分に似ていることを、バカ丁寧に評価
             すること。(笑)
  あくび = 重要な会議の席上で出そうになる現象。一人のときはあご
        が外れることもある。

笑いという人間に与えられた素敵な行為から、社会のあり方や、生き方を見つめるちょっと面白い対談である。本で読むよりセミナーにいったほうがたぶん笑う量が多かったかも・・・。

ともあれ、笑う門には福来る!ですねぇ。


僕の思いつき


河合氏の知り合いのお医者さんで、柏木哲夫さんという方の紹介がある。そこの病院は末期患者さんを扱っているホスピスで、毎日「本日のユーモア」という時間があるという。

一日の終わりにお医者さんや看護師さんが集まる時間があり、その日、面白いことがあったら手を上げてはなし、皆でわっと笑ってその人を終わるんだとか・・・うーん、いいねぇ。

今日は一日会社にいて、何か面白い話はないか、よーっく観察しておこう。で、もって、できれば皆に話して笑って帰りたい。



オススメ度

★★★+お笑い5段活用

読んで欲しい方

・笑えるネタを探している方
・JOKEに興味ある方
・笑えること大好きという方

Posted by webook at 2005年05月30日 09:43 | TrackBack