どっこいしょ!?
言葉は考えてみると楽しいものだ。ふだん何気なく使っている言葉も、古い歴史があったり、元の意味からずいぶんかけ離れたものになっていたりする。
本書は、ことばの由来を解き明かし、「へぇ」と「ほぉ」で楽しむ本である。日本の文化に関わりながら変化してきた言葉を楽しむ本である。
どっこいしょ、ひょんなこと、ほくそえむ、とどのつまり・・・などなど、その由来はなんだろう?と思う言葉がいくつかある。
「知るは楽しみなり」といっていたのは元NHKアナウンサーの鈴木健二さん(う、古いか:汗)。それは今も変わらない。
とどのつまり・・・をよく使っていたのは、僕の元上司。あれは一体何からきているのか・・と思っていたが、ようやく判明した。
とどのつまり、とは「結局」という意味で(うん?、結局って何からきてんだ?)、魚の名前に由来する。トドはぼらの成熟したもので、成長にしたがって呼び名が変わる出世魚。ボラ、スバシリ、イナ、ボラ、最後にドトとなる。魚としてトドで終わることからドトのツマリ(詰まり)というわけらしい。
ついでに、「けりがつく」は、助動詞「けり」からきたもので、和歌や語り物は「けり」で終わるものが多いことから、モノゴトの決着をいう。
揚句の果てに・・・も同じように単価、連歌から来ているという。5・7・5・7・7の最後の7・7を揚句という。はじめの句、つまり発句に対して、結びになるしまいの句が揚句。そこから転じて最後のことを揚句というようになったそうだ。
といった調子で、いろんな言葉を楽しめる。
マインドマップ語源集・・・なんて作ってみるか。笑
今日はシンプルに。
★★★☆+由来
・言葉の由来が好きな方
・語源に興味ある方
・調べ物大好きという方