そこの障子を開けてみよ
「そこの障子を開けてみよ、外は広いぞ。」
これはトヨタの開祖、豊田佐吉の言葉だと言う。織機の事業が成功し、中国・上海に進出し、家族で上海へ一時移住したときの言葉だという。
心の障子はいつの時代もある。開ける勇気と続ける気概がその後の発展を支えるようだ。
いまや世界中から注目をあびるトヨタ。本書は、その経営者たちが語った言葉からトヨタの遺伝子をさぐろうという本である。
最大の制約は、人の心である ~ 豊田英二
世界を水平に見るのではなく、地球を垂直に見よ ~ 奥田碩
自己変革を怠った企業は消えていく ~ 豊田章一郎
いいかね、一にユーザー、二にディーラー、
三にメーカーの利益というんだよ ~ 神谷正太郎
などなど、それぞれの言葉が語られた背景や意図などが解説されている。
トヨタの株で年金かわりにしよう・・・という本がでるくらい、トヨタは発展を続け、未来にむけた取り組みをしている。
トップが自らの言葉で「語る」組織は、やはり強い。
こころに残る言葉は、できるだけ書きとめておきたい。それがふと自分の血となり肉となる瞬間が、かならずやってくるから。
メルマガも本も、読むときは、いつか出すための準備をするための活動(書きとめること)をしておきたい。できれば「いつか」といわず、即出すのが望ましい・・・。
★★★★+危機意識
・トヨタ経営に関心ある方
・トヨタウェイがすきな方
・経営者の言葉にふれたい方