2005年06月28日

お父さんが倒れました ~ 川嶋光

宝くじより確率高い?

書籍情報

お父さんが倒れました 脳梗塞わが家の闘病記
川嶋 光
プレジデント社 (2005/06/17)
売り上げランキング: 4,742


本のひらめき

元巨人軍監督の長島茂雄さんは、いまリハビリ中。だいぶ回復され、まもなく衆目の前に現れるとか・・・・。長島さんが倒れた病名は、脳梗塞。坂上次郎さん、西城秀樹さん、故人では田中角栄氏、小渕恵三氏などもそうだ。

脳の中の血管(細動脈)に血栓、脂肪塊などがつまり、血液が流れなくなって脳細胞がやられるものだ。救急車で運ばれ、ICUに入り、手術・治療後はリハビリで半身不随を治す・・・といった事例が多いようだ。
 http://homepage3.nifty.com/mickeym/simin/41noukousoku.html

さて、本書はライターの著者(お父さん)が脳梗塞で倒れ、入院、手術、リハビリを経て、社会復帰するまでの過程を自らがまとめたものだ。

倒れたときの状況、入院後の医師とのやりとり、病院内の状況、家族との会話などが克明に記録されており、家族を含めた脳梗塞ドキュメンタリーとなっている。著者は、回復後、家族の日記を読んで泣いた・・・と記している。

 「・・・親不孝をしていたが・・・父は自分の体をはって、家族の大切さ
  を教えてくれてのかもしれない。」

という息子さんのノートは、泣ける。

著者が脳梗塞で倒れたのは55歳の時である。同年代の方は、他人事ではなく読めるのではないだろうか。

また治療やリハビリにかかる費用の話も登場し、現実的な問題としても参考になる。

お金では買えないものは、いくつかあるが、もっとも大切な健康は、ふだんから気をつけておきたい。医食同源。まずは食い物からだねぇ。


僕の思いつき

徹夜が続く、連夜の接待がある、食事がまともにとれない、ストレスがたまるなど・・・なかなか生活リズムをコントロールできないことも多い。その上に、血圧が高いとか、血糖値が高いとか・・・身体的な条件も加わるとまずますヤバイ。倒れたらどうしよう・・・などと心配になる。

シミュレーション。

もし、今、突然、脳梗塞とかで倒れたら家族はどうするだろうか?
病院は?、連絡は?、保険は?、治療費は?、仕事は?
ちょっと考えておくのも悪くない。年齢に関係なく、備えあれば・・・・である。

この本の著者は、意外に身近な方だったことが判明・・・詳しくは日記に書いておこう。



オススメ度

★★★★+家族の絆

読んで欲しい方

・高血圧が気になる方
・不摂生はいかんなと思ってる方
・タバコ、高血圧、塩分が気になる方

Posted by webook at 2005年06月28日 22:18 | TrackBack