インタビューは面白い。
本書はインタビュー記事がとても貴重な内容になっている。「考具」の加藤昌治さん、ビジョナリーコンサルタントの和仁達也さん、日本ファシリテーション協会理事の森時彦さんなどが登場する。
加藤さんは「脳の流れを止めないで、浮かんだことはどんどん書いていく」のが大事という。さすがプランナーとして新しいアイデアを出すことを仕事にしている加藤さんだ。なるほど。
豊富な図解で、マインドマップってこういうものかとか、こんなふうに書けばいいのか・・がわかる。
マインドマップのとっかかり本としてお薦め。
マインドマップは、要はツールであってそれ自体で何かを生み出すわけではない。あまり形にこだわる必要もないと思うし、正しいお作法は云々だと細かいところを気にして立ち止まるより、思ったように試してみるほうがいい。
自転車に乗るのに、左足をまずペダルに乗せないと正しい乗り方じゃないなんて言われても、えっ?って感じがする。自転車であればバランスと力を抜くことがキモだ。
マインドマップは、強調と繋がり(構造)といったところだろうか。
まずはみようみまねで使ってみるといい。
で、そのうちもっといい書き方はあるだろうか・・・と人の作品や本などを見たくなったら、この本に出てくる人のサンプルなどを見てみるといい。
トニーブザンも、まずは食べてみよう! といっているしね・・。
★★★★☆+インタビュー
・考具のファンの方
・マインドマップに興味ある方
・図解が大好きという方