スピード+外=「!」
一般的には、定時に退社をするのはけっこう気が引けるものである。お先に失礼!・・・なんて、人差し指をふりながらカッコつけて言おうものなら、すかさず「なんだあいつ、格好つけやがって」みたいな反感を買う。
そういう度胸のある人はそんなにはいない。大前研一さんくらいなものだ。大前さんも著者と同じく日立に在職していたことがある。「なんてイシアタマな会社だ」と怒ったこともあったと著書の中で語っていた。本書の著者も大前氏に似て元気印満開な方だが(一度お会いしている)、本書の趣旨は、そういうふうに波風を立てようということではない。
組織にいてうまくやるのは基本的に好意的に思われるという「ワザ」や「態度」が必要である。
本書は、オンとオフ、仕事と自分の時間にメリハリをつけ、豊かな人生を送ろう、そのためにもつきあいに引きずられたりしないように、無駄な残業をしないように「お先に失礼!」をうまくやろう・・というメッセージが書かれている。
時間の使い方だけではなく、スピードのある仕事、会議の進め方など新しい仕事の仕方、生き方を提案している。
著者は、仕事もやりながら、出版、大学講師、研究会の主宰など多彩な活動をしている。会社の外から仕事を見つめることも大切だという。賛成!
そのためには、会社の仕事の改善ー仕事を楽しくやるコツをつかむーそのコツを生かして会社の仕事を少し増やすー会社以外の活動もやってみる・・・そんな流れを提案する。
僕的には、共感できるものがいっぱいあった。お薦め!
会社の仕事だけに埋没していると、なぜ改善が必要なのか見えてこないと著者はいう。外に出るというのは、変化をもたらすとてもよいきっかけになる。
大きな会社ほど、外とのつながりが薄くなりがち。
セミナー、研究会、講演、ボランティア・・・機会があれば生かしたい。
一番いい方法は、自ら出せる何かをもっていること。それはブログに日記でも十分に出し物になる。ブログ、メルマガ、このごろは出す練習の場がいっぱいある。利用しない手はないねぇ。
★★★★★+お先に~
・ダブルワークが好きな方
・定時退社をしたあい方
・スピードのある仕事をしたい方
始めまして。
とも言い切れないのですが、CTPで何度かご一緒させていただいている五十嵐朝青と申します。
コーチ21のグループ会社のコーチAで働いております。
AERAの朝を生かす特集に載ってらっしゃったのでこちらに来ました。
マインドマップ・フォトリーディングも受講し、松山さんのマインドマップ読書術も買いました(まだ読んでませんが)。
今後もまた何かのおりにお会いしたり、お話したりできることを楽しみにしております。
ご挨拶まで。