眠る前のひと時
ドイツの名コラムニストが贈る軽いのに深いエッセイ。夜眠る前に読むといいかもね。
どれも私たちが日常の生活や仕事の中で「あー、あるあるそういうこと」とか「いるいる、そういうヤツっ」といったことがあるお話ばかり。
たとえば・・・
パーティや宴会で一人だけおしゃべりに夢中になってしまうと他の人が白けたりすることがある。本書にも・・
無遠慮な輩が一人芝居を演ずれば、ほかの全員が退屈してしまう。
とくに、長々としゃべりつづけたヤツが、苦しみに耐えたみんなに向かって
最後にこう言って別れを告げようものなら、あいた口がふさがらなくなる。
「みんあとおしゃべりできて本当に楽しかったよ。」
こんな話もあれば、マザー・テレサが物乞いから寄付を受けた感動的な話もある。
マザー・テレサはノーベル賞受賞語多額の寄付を受け付けたが、その中に
男性の物乞いもいたという。「今日一日かかって10パイサ(2円)しか
頂戴できませんでしたが、これをあなたに贈ります」
このびっくりするような申し出にマザー・テレサはその10パイサを有難く 受け取ったという。そのときにテレサが語った言葉は本書で・・・
とても素敵なエッセイがある。
日ごろ、ふと感じたことは、できればメモや文章に書いておこう。
名コラムニストを超えるエピソードがきっとある・・・。
★★★★+Sonntag
・話のタネが好きな方
・素敵な話に興味ある方
・癒し大好きという方