質問がすべてを変える
僕たちは一日にどのくらいの質問をしているのだろうか?
何時の電車に乗ろうか? どのネクタイをしていこうか? 会社で上司になんと言い訳しようか? お昼は何たべる? えーっとそのクレームはどんなお客さまから来たんだね?・・・・などなど、自分への質問も含めれば数しれない質問を私たちはしている。
しかし、その中でいい質問はどれだけあるだろうか?
「いい質問?」 何それ?と聞きたくなると思う。いい質問とはこうだ。
別のかたちの質問をすれば、ものの見方がすっかり変わり、新鮮な目で
問題えお見つめ、それを解決することができる。
大事なのは質問が結果を左右することだ。
こういう変化をもたらすような質問が、いい質問である。
質問がコミュニケーションに不可欠な要素だということは分っている。しかし思考における質問の役割は、必ずしもしられていない・・・という。だから、本書のQT(質問思考)というのが登場することになる。
偉大な成果は偉大な質問から始まる
これは本書の物語に出てくる主人公、ベン・ナイトが、不思議な質問をするコーチ(エドワーズ)からもらった言葉だ。物語は、管理職のベンが自分の能力を超えるとしか思えない難題に直面し、しかも結婚生活においても問題を抱える一人の男のお話。そんな彼は、「質問好きなコーチ」からすばらしいヒントをもらい、自らのマネジメントスタイルや
生き方までも変える。
気づきの多い内容がある。コーチングを勉強している方、お薦め。
「選択の地図」というのがある。二股にわかれた道のどちらを選ぶか・・・
「学習者の道」か「批判者の道」か。
私たちが影響をうけるのは、環境、感情、思考の3つだという。何かが起きたあと、どんな行動・態度・言葉を表すか・・・それが選択の分かれ目。
何かが起きたとき:
誰のせいだろう? (批判者の道)
私はなにに責任をもつべきだろう?(学習者の道)
どうして負けてしまうのだろう?(批判者の道)
私は何を学ぶことができるだろう?(学習者の道)
というふうにどんな質問を発するか・・ということだ。
「フィッシュ」という本のエッセンスは、<態度を選ぶ>ということだった。
いい質問をするために、いい態度を選びたい。
「すごい会議」では、質問をポジティブな文章に変換するシーンがある。
今日は、どんな選択をしましたか?
明日は、どんな質問をしたいですか?
★★★★★+学習者の質問
・質問好きな方
・質問に興味ある方
・選ぶことそ意識したい方