手っ取り早く
日本の法整備というのは、実に遅れている・・・。いまだに明治時代の文体が
そのまま、なおかつカタカナまじりで書かれている。現在、商法も有限会社法
もカタカナ文語体で表記されているという。
例えば、「取締役ハ3人以上タルコトヲ要ス」(商法255条)といった具合。
おいおい・・である。この国の政治や行政は、なぜ、そんなことを放置してき
たのだろうか・・・。
2006年、新会社法が施行される。ポイントは4つ。
1)上記で紹介したようなカタカタ表記を口語体にする
2)会社法という法律の誕生
今まで、商法第二編、有限会社法、商法特例法などにバラけていた
ものと一つにまとめた
3)規律の不均衡を是正した
4)社会経済情勢の変化に対応 ~ ライブドアの買収問題にも対応
僕の今年の目標に「会社を設立する」というのがある。
本書によれば株式会社も設立も以前より簡単になるようだ。たとえば、
* 類似商号の規制がなくなり、調べる必要がなくなる。
* 最低取締役は1人でもよくなる。
* 資本金の保管証明が不要となり、預金の残高証明でもよくなる。
などなど。いいねぇー。
また、LLC、LLPなどについても解説がある。
新会社法のことを手っ取り早くわかるにはとっても便利な本。
現在、会社にお勤めのビジネスパーソンも独立や起業を考えたことが一度はあ
のではないだろうか・・・。その気合の程度はいろいろでも、ふっと心をよぎ
ったことはあるはず。
そんなとき、自分の会社を作るとしたら・・・なんて思ったことがあるなら、
ぜひ、この本を読んでおこう。
今、社会の流れは大きく個人に有利になりつつある。いつまでもブラサガリ・
ビジネスパーソンでいることはない。小さくても、自らの才覚で生きていける
道があるはず。
事業を考える
社名を考える
5年後のイメージを考える
顧客ターゲットを絞る
そんなことを考えてみるのも悪くない。このメルマガを読んだすぐあと、3分
でもいいので、紙に向かってみよう。 ヨーイ・ドン。
★★★★★+新会社法
・会社をこれから作りたい方
・変更がすきな方
・新会社法が知りたい方