いざという時は、明日かも。
本書は「いざというときに備えて、歩いて帰宅するためのガイド地図」である。東京直下型地震がくるぞくるぞ・・・って言われて久しく、やがて、なんだか感覚が麻痺して、どうでもよくなってきた。
しかし、危険の率は確実に高いらしい。
さて、どうするか・・・。
ホントに東京で地震がおきたら相当なことになる。本書によれば、昼12時に首都圏で直下型地震が発生した場合、通勤、通学、買い物客などを合わせて約390万人ほどの帰宅困難者が発生するという。震災発生後3日間くらいは交通機関のマヒ、救援復旧体制が整わないかも・・。
そんな中、自宅まで徒歩で帰らなければならなくなる。
そのとき、「情報をもっているかどうか」「シミュレーションしたことがあるかどうか」が運不運を左右するかもしれない。
本書には、東京都が指定した16の帰宅支援対象道路と、帰宅支援ステーションの情報が整理されている。ポケット版の地図である。
帰宅支援対象道路とは、第一京浜、第二京浜、中原街道、甲州街道、水戸街道など放射状に広がる道路である。
http://184.tea-nifty.com/bousai/2005/07/b_bee7.html
帰宅支援ステーションとは、水、トイレ、情報などの提供をするところ。地図には、水、とか、ベンチとかのマークが記載されている。
首都圏のビジネスパーソンは、カバンに一冊もってると安心かもね。
さて、実際に家まで歩いて帰る・・・というのは、一度はやっておいたほうがよさそうだ。
9月1日は、企業や自治体などで防災訓練などを催すところも多い。
せっかくだから、全社をあげて、『徒歩で帰宅訓練』なんてやるのもいいね。
今日は15日。いまからなら社内の手配ややり方の準備などもできる。地震は待ってくれない。急げ、訓練の企画書だっ!。
★★★★+歩いて帰ろ!
・首都圏の地震に恐怖している方
・災害時の対応に興味ある方
・シミュレーション大好きという方