2005年08月17日

本気論 ~ 齋藤正勝 + 大人の科学

本気は運を呼び込む。

書籍情報

本気論―フリーターから東証一部上場企業の社長になった男の成功法
斎藤 正勝
かんき出版 (2005/08)
売り上げランキング: 5,256


本のひらめき

カブ・ドットコム。 http://www.kabu.com/
お世話になってる方もいらっしゃると思う。
ネット証券の企業はいまではたくさんある。松井証券、楽天証券、イートレード、マネックス・ビーンズなど。

本書は、カブ・ドットコムを立ち上げた斎藤さんの生き方論、仕事の仕方論の本である。

美大出身の著者は、卒業後ある証券会社系のシステム会社に就職。システムの保守をする地味でヒマな仕事がまっていた。そこで、職場の雰囲気に流されることなく、IT系の資格を取りまくったり、朝早く出社したりして、自らを「本気で」生きる方向にドライブしてきたという。やがて、そうした本気が認められ、いくつかのチャンスが巡ってくる。

「斎藤はITにめちゃめちゃ詳しいぞ」という評判が社内にたち、FAXとキャビネをなくすプロジェクトや、イントラ構築プロジェクトなどを任されることになる。その後何度かのチャンスは、すべて著者の「本気な」生き方が人の心をとらえることから進展する。

独立してネット証券会社を作ろうとしたとき、最初はさっぱりとりあってもらえなかったという。そんな中、とにかく本気で当っているうち伊藤忠商事の小林社長に出あい、今に繋がる。

本気でやる・・というのは、考えてみるとなかなか難しい。普段、仕事をまじめにはやっているが、本気でやっているかといえば、ちょっと自信がない。

「懸命に努力し、自分を周囲にアピールしていけば、チャンスは必ず訪れる」

というのが、著者が伝えたいメッセージ。若い人向けに書いたとあるが、全ての人に意味あるメッセージだね。

『まじめ』と『本気』の差を、本書は考えさせてくれる。


僕の思いつき

普段の仕事で、まあそこそこマジメにやっていれば問題なく過ぎていく。口角泡を飛ばして熱くなるような議論は、そうはない。

「本気で」よっしゃ、これは僕が心底エネルギーを注いでやりぬいてやる!ななんて場面はそうはない。が、やろうと思えば多分いくらでもある。

僕も、きのう久々に「本気」になる瞬間があった。夜も寝つきがわるく、今朝は3時に目がさめてしまった。(年か?、いやいや、そじゃない)

本気になる・・・ってどういうことか、ちょっと考えてみようね、今日は。

本気の人は、腰が座っている。本気の人は、言霊がある。本気の人は、魅力がある。


オススメ度

★★★★☆+本気!

読んで欲しい方

・本気で会社を変えようと考えてる方
・熱い生き方に興味ある方
・カブ取引大好きという方

Posted by webook at 2005年08月17日 08:53 | TrackBack